love is a forest(仮題)のメロディが完成しました。
歌詞はまだ途中ですがリミックスの制作には差し支えないので、
音源をsunburnは今日明日中に関西に送ると言っています。
今日はすこし忙しくて最終回を書く時間がありませんでした。
とりあえずこれまでの記事をいったんまとめてみました。
1.(2010-01-25 )
去年の暮れ、なんとか『ストライプの雨』と『イエスタデイ』を公開できて私はほっとしています。
曲の全部でないのはまだ完成前だからで、完成版は現在の曲よりずっと良い仕上がりになります。
実はsunburnは曲の公開を最後まで渋っておりました。『イエスタデイ』の歌詞は出来上がってから1カ月くらいで、難しいバラードをまだ自分のものにしきっていない。
『ストライプの雨』の歌の部分は、昨年末に私が約束したデッドラインに間に合わせるため、1回の録音でとった。
sunburnはアパートの部屋を自分のスタジオにしてるんですが、ボーカルはそこでは録れない。大きな声を出せないからです。だから私の家に帰ってきて1,000円のマイクでボーカルをとった。
PCとsunburnが持っている数十のソフトウェアを使えば、ボーカルにエフェクトをかけて、いま公開しているものよりずっと良い仕上がりに出来るんですが、今回はスピードを優先した。
そんな状態の曲を公開したくないとsunburnが言うのはアーティストとして当然だと思いますが、今回は私が無理を言って押し切った。
なにしろ私はA-MIE-BLOHH のときから1曲も公開していない。去年の暮れを逃して年が明けると、あしかけ3年、なにもしなかったことになってしまう。
色んな意味で粗削りですが、自分の耳を持っている人なら、今回公開した3つの曲が大きな可能性を秘めていることは十分に感じ取れるはずです。
2.(2010-01-26 )
まず『ストライプの雨』ですが、この曲は今は上海に行っています。ピアノの音を入れてもらうためです。曲のイントロに雨の降り出す音、曲の中に雨の降っている音、エンディングに雨が止んでゆく音を思わせるピアノをそれぞれ入れてくれるように頼んでいます。
ピアニストは私の友人の息子さんでクラシックをやっている。中国では日本の柔道のように級によって習熟度を分類するらしい。その息子さんはまだ中学生ですが、すでに2年前にコンサートをやることを許される級を得ているそうです。両親とも有名大学の医学部の教授ですが、息子さんはその血を引いたいわゆる天才児で、小学生のときには写真コンクールで上海最高の賞をもらってメディアを賑わせた。英語もペラペラだそうです。
ちょうど春休みも近いので、すぐに私の要求どおりの音をいれて音源ファイルを送り返すと言ってくれています。
『the slumber』は3年ほど前にsunburnの所属バンドLASが制作したものです。聞き比べればすぐ分かるように、『ストライプの雨』と原曲の『the slumber』はだいぶ違っている。
プロデューサーの私は、ポップでキャッチーなラブソングにしたいというコンセプトを徹底的に貫いた。sunburnは曲をいじることを最初は嫌がってたんですが、今では私の要求をかなり尊重してくれるようになった。『ストライプの雨』を制作するプロセスで一定の信頼関係が出てきたと私は思っています。
現在、この『the slumber』も歌の部分の見直しが進んでいます。
先週の土曜日、新しい歌のメロディはほぼ完成しました。いま公開している曲よりも格段にいい。:sunburnが取りかかっている英詞の完成を私はいまワクワクする思いで待っています。
そして、新しい歌が付けられたこの曲はもうすぐ関西に行きます。
3.(2010-01-27)
メロディと歌詞を一新した『the slumber』 は、セクシーさとけだるさを持った洒落たラブソングになった。
この新『the slumber』は今週末、関西のあるアメブロガーの方に送られます。
この方はクラブ・ミュージックが専門だというアメブロガーで、ご自分のブログに切れのいいリミックスを公開している。
私はずっと以前から、sunburnとコラボするエレクトロ・ミュージシャンならこの方と決めておりました。
昨年末に曲を公開する直前、私はこの方にComin' Concernへの参加を打診し、ポジティブなご返事をもらってました。sunburnが作る曲のリミックスを制作するという形での参加です。
曲の公開後、改めて打診すると、ほかの制作もあるので全てとはいかないが、『the slumber』 と 『ストライプの雨』の2曲のリミックスなら喜んで引き受けてくださるということで、タイム・スケジュールも必ず守ると確約してくれています。
私は、『the slumber』 は2月~3月、『ストライプの雨』 は4月~5月までの完成、ということでリミックスの制作をお願いしました。
これらのリミックスはsunburnの原曲とまったく同じ条件でアルバムに収録されます。皆さんの評判が良ければ、当然シングルとして出します。
私の計画では、
まずアルバム『Comin' Concern』に収録される第1曲目、
LASバージョンの新『the slumber』 (曲名は変わります)』を
2月中にダウンロード・フリーで公開します。
つまり、いよいよ来月、Comin' Concernは世界に向かって船出します。
私はあえて世界と言わせていただく。
今夏にアルバム『Comin' Concern』が登場した後、アニメであれ映画であれ、ワールド・マーケットを狙う日本のアーティストは必ずやComin' Concernとのコラボを望むようになる。ワールド・マーケットで通用する英語の曲を制作できる数少ないミュージシャンのひとり。それはsunburnでありComin' ConcernでありLASだからです。
リミックス
楽曲制作で、完成された曲の録音素材をもとに、編集したり、新たに素材を加えたりして、別のアプローチからその曲を再構築すること。または再構築されたその曲のこと。
4.(2010-01-28)
上海でピアノの音を入れてもらった『ストライプの雨』は、次に関西に行ってリミックスされます。
いま公開している『ストライプの雨』は、原曲のthe slumberをsunburnが自分のスタジオで切り貼りしただけのものです。
この形の曲はすでにLASのメンバーのWのもとに行っており、1から作り直されます。完成版はまったく違ったものになるはずです。
つまり『ストライプの雨』は、いま公開しているバージョンより格段にパワーアップしたLASバージョンとリミックスの2つの完成版が出ると思ってください。アルバムにはこの2つが収録されます。
いま公開している形の『ストライプの雨』は、ほかの2つの完成版の出来具合を確認してからですが、これもダウンロード・フリーで公開する予定です。
次に『イエスタデイ』ですが、
『ストライプの雨』にピアノを入れる作業が終わるころ、この曲も上海に送ってピアノの音を入れてもらいます。
ピアノが入った『イエスタデイ』は、そのあと、曲の2カ所にシェークスピアの詩の朗読が入れられます。
この詩はシェークスピアを読んだ日本人なら誰でも知っているはずなのに誰もよく知らない、という不思議な詩です。文学に明るい人なら知っている、シェークスピアの名詩のひとつに数えられるものです。
このピアノと詩が入った『イエスタデイ』こそが真の前・完成版と呼ぶべきものです。いま公開している『イエスタデイ』は名刺代わりのようなものです。
この真の前・完成版イエスタデイを、私は、ギター、ベース、ドラムから成るバンドに委ね、正真正銘の完成版を作ってもらおうと思っています。
5.(2010-01-29)
LASの電子音楽版『イエスタデイ/yesterday』を基に、ピアノとシェークスピアの詩を入れた曲を
前・完成版と呼ぶのは語弊があるかもしれない。
完成したらもちろん、この作品も英語版/日本語版ともにアルパムに収録します。
ただ、バラードである『イエスタデイ』は電子音楽よりバンド・サウンドのほうが感情がこもる。ギターにはうんと泣いてほしい。出来れば生のピアノにも参加してほしい。
そして『イエスタデイ/yesterday』の本命版はバンド・サウンド・バージョンにしたい。そう思っています。
ピアノとシェークスピアの詩の朗読が入った電子音楽版の『イエスタデイ』のほうですが、これも完成後すぐにダウンロード・フリーで公開します。
おそらく、
LAS版の新『the slumber』は2月。(曲名は変わります。とりあえずsunburnと私がいま制作中の歌詞の一節をとって『love is the forest』にしておきましょうか)
ピアノの雨音が入った『ストライプの雨』は3月。
電子音楽版のピアノ・詩入り『イエスタデイ』は4月。
それぞれダウンロード・フリーで出す。無料で世の中に出すということです。
上の3曲のほかに、もう1曲。sunburnの英語曲を日本語曲にする試みに着手しています。
実は、
この4曲目を、もしやりたいと望んでくれるならA-MIE-BLOHH のメンバーに委ねたいと私は思っています。
6.(2010-01-30)
この4曲目というのは『the bride』です。前に公開したことがある。
この曲の良さはLASの電子音楽版ではフルに引き出されていない。
ドラム、ギター、ベースでガンガンいけば、この曲はもともとドライブ感に富んでいるので典型的なハードロックになる。私は確信しています。
『the slumber』からポップソングを引き出し、『イエスタデイ』をブラッシュアップし、シェークスピアの詩を入れるアイデアを考えた。私のプロデューサーとしての能力をぜひ信頼してほしい。私はそう思います。
日本語の歌詞はある方に頼んでますが、まだなんの音沙汰もない。でも心配はいりません。いざとなったら私と輝吉さんで作ります。
この曲にはハードロックらしいボーカルがほしい。そこで私は3つののオプションを考えています。
1.ボーカルをやっているアメブロガーを私募または公募する。
2.私から作詩を依頼された、その方にやってもらう。
3.輝吉さんにやってもらう。
『the bride』の日本語バンド・バージョンが制作できれば、
アルバム『Comin' Concern』は実に多彩なものになる。
1.ポップでキャッチーなラブソング『ストライプの雨』
2.クラブ・ミュージック風の『love is the forest (仮題)』
3.バラードの『イエスタデイ』
4.ぐんぐん押しまくるハードロックの『the bride(曲名は未定)』
それぞれに英語版と日本語版があり(2を除いて)、さらにリミックスがある。これだけのことをやってのけるグループが注目されないはずがあるでしょうか。