日曜日に、是枝裕和監督の最新作「怪物」の
2回目の観賞をしました。
2回目観て、気付くことが沢山で、傑作と確信しました。
1回目は役者さんの演技の凄さや構造のこり方に目が奪われてしまい、
とにかくバラバラになった時系列、3点からの視点を頭で整理しながら観て、面白かったです。
ただ??という所も幾つかあって、
もう一度観なければと思いました。
ラストは何故か涙が出ました。
その時点で是枝作品の中でかなり上位に来るなと思ったのですが、、
2回目の鑑賞。
筋は分かっているので落ち着いて観れた。
本当に寸分も無駄がない作り。
1回目では読み切れなかった子供たちの心情が
しっかりと非常に丁寧に描写されていることに気づいた。それは説明的でなく、本当に自然に。
やはり是枝監督は子供を撮らせたら天下一品だなと。
そしてやはりラストに向かうシーンの流れの美しさ。あまりの美しさに1回目の時よりも泣いてしまいました。
私は、怪物とは人間が歳を重ねるうちに育ってしまう、得体の知れない感情のようなもの、と思いました。