どんなに涙流しても
 どんなに声が溢れても
 この手は届かなくても

 きっと忘れる事のないこの胸の痛みと
 僕は歩いていくんだね



 ありがとうありがとう
 ただそれだけで幸せだった

 大切な人だった。
 気づかないうちにこんなにも
 僕の胸に根づいてはいつのまにか
 君は美しく思い出に変わっていて
 大切な人はやがて過去の人へ

 こんなに側にいるのに
 もうその手を握ることさえ
 難しくなってしまったなんて、



 はじめてのキスも
 さよならの仕方も
 君の気持ちすべて

 滲んだ視界を最後に忘れてしまった


 生まれた時、
 なにを思い声をあげたんだろう。

 誕生を喜んでいるためか
 存在を認めてもらうためか



 今も叫ぶことはある
 けれど
 どの叫びもあの頃とは違って
 周りには届かない気がしている

 なんでなの?どうしてなの?
 わかってくれないの?

 こんなにも思っているのに
 人は知らないふりだなんて
 あの頃は泣いて笑って
 抱きしめてくれたじゃない、


 奥歯噛みしめ涙流したって
 前が見えないなら迷ってしまう

 思考と感情は複雑に僕を誘導する


 そこに叫びを聞いてくれた人が
 もしもいたのなら
 さらなる感情に僕は涙するんだ。