就職・転職・起業・結婚・離婚…
人生の大きな選択をするとき、
何を基準に決めていきますか?
私が今までの紆余曲折の人生の中でつかんだこととして、
人生の選択では、まず「主観が大事」
と実感しています。
受験する学校選びや就活するときの会社や
業界・職種選びもそうですが、
「どうしてその選択肢を選んだのか」は、
自分の主観として「こう思ったから選んだ」
というのがあるはずです。
私は、大学カウンセラーをしていたときも、
メンタルクリニックの心理士になってからも、
「就活と結婚は主観が大事ですよ」
とお伝えしています。
どうしてそう言い切るのか、と思いますか?
私自身が離婚3回を経て、結婚4回目にしてようやく
理想のパートナーをつかめたのは、
やっと自分の本音や主観を大切にできるようになれたから
なんです。
(何度も失敗したからこそ気づけたので
「私のように失敗しないようにね」と多くの方に伝えています)
仕事も結婚も毎日の生活のことですからね、
誰かが「あの会社がいいよ」「あの人はいい人だね」と
勧めてくれたとしても、
自分が本当に「いい」と思えていなければ
毎日がつらくなってしまいますよね。
進学先も、間違えると3年間や4年間が
とんでもない苦痛の日々になってしまいます。
学校は期限があっていつか終わりがくるけれど、
仕事や結婚はそうはいきません。
自分で「いい」と思って選んだ場合でも、
100%満足できるとはいえない中、
誰かの勧めや人の評価、社会的なランク付け?などで決めたら、自分に合わないリスクがもっと高くなります。
なぜそんなことを考えるようになったかというと、
私の小学生時代に遡ります。
知り合いに憧れのお兄さんがいて、すごくかっこよくて優しい人で、当然もてる存在でした。
保育士の彼女と結婚しようとしましたが、
農家の長男だったため、お母さんに
「初めから同居で農家を手伝わないと結婚を許さない」と
言われ、彼女と話し合いを重ねたようですが、
結局別れてしまいました。
その後のそのお兄さんは、親に反抗もできずに
どんどん生きる意欲がそがれてしまい、
うつになって入院もして、実家を継ぐどころか
実家を出て行ってしまい、結局は誰とも結婚せず、
行方不明になってしまいました。
また、お寺の住職の長男である別の知り合いのお兄さんは、
学校の先生の彼女との結婚を反対されましたが、
どうしてもその彼女と「結婚したい!」という気持ちが
捨てきれず、
反対していた親を説得して結婚し、お子さんもすぐできて、
ご両親も含めてとても幸せな家庭を築けて、
お寺の後継も安心になっているそうです。
この二人の違いは、
🌟自分の主観や気持ちを大事にできたか、
🌟親にちゃんと伝えてわかってもらおうと
したか、
ですよね。
「主観が大事」というのは、
それが自分の価値観や個性や
「ゆずれない何か」が関係しているからなんですよ。
ふだんのランチメニューに迷うくらいなら、
もし選ぶのに失敗しても
「明日はもう少し考えて選ぼう」ですむけれど、
就職や結婚はそうはいきません。
少なくとも、
そのときの自分に本気で向き合って、
自分の本音で考えて選ぶ必要があるということです。
もし失敗しても、自分で選んだものだったら
「あのときの考えはそうだったんだから、しかたないか」
と思えることもあるけれど、誰かの勧めや言いなりになっての
決断は、許せなくなってしまうんです。
勧めた相手も、それを聞いて決めてしまった自分のことも。
だからこそ、
人生の選択では、まず「主観が大事」
これは結婚だけではなく、起業や転職・離婚など、
自分が大きな決断をしようとするときにも当てはまります。
誰もあなたの人生を代わってくれないんですから、究極的には
「自分がどう生きていきたいのか」が大事なんですよね。
自分の思いや考えを大事にした上で、
親やパートナーなどの考えや見方を聞いてみるのも
いいでしょう。
自分が考えることを放棄して、
誰かに判断を任せてしまわないように。
自分の人生ですもんね✨
ただ、過去に決断してしまったことへの後悔や、
今後どう生きていったらいいかに行き詰まった時は、
専門家に相談することをおすすめします。
堂々巡りな考えでは、いつまでも心がらくにならないのでね。
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