シンプルに考える。これが、僕の信条です。
悩むのをやめた、と言っていいかもしれません。
悩むとは、なんとなく「あれも大事、これも大事」と迷っていること。結局、何も決められず、行動に移すことができません。


 昨年、LINE株式会社のCEOを辞任した森川さんの著書。僕はあんまりLINEというサービスが好きになれなくて、しばらく敬遠していた。日経産業新聞の定期コラムは欠かさずチェックして、ものの見方とか考え方を参考にさせていただいていた。LINEではほとんど事業計画を書かないの記事を読んだ時はまさかと思っていた。確かにベンチャー企業かもしれないけども既に大きくなった会社だし、それなりに事業計画を作って色々なモデルを振るい落としているはず、 業務提携も慎重に行っている記事もあったことだし。
 なかなかWebの記事だけではわからないので本書を買ってみた。タイトル通りシンプルな内容だ。
 
 誰もが使いこなせる、もっと便利なメッセージサービス
「ユーザーが本当に求めているもの」を生み出すことに集中する。その結果として勝利はもたらされる。

 
ユーザーが本当に求めているものを考えることは難しい。僕は正直苦手な分野だ。アジャイル開発の本でも顧客が求めるものを開発しなさい、という格言めいた節があった。
 
 大切なのは、人々が本当に求めているものを感じ取る能力と、それを具体的なカタチにする技術を磨き続けること。そして人々が求めているものが変化した時には、それをいち早く察知して新しいものを差し出すこと。そこにひたすら集中することー

 森川さんは集中と選択について徹底している。彼のメッセージは結局「シンプルに考えよう」だ。この本はとても平易に書いてある。シンプルだからこそ本質を突いているのだろう。
僕のような難しく考えがちな人間は何回も読まなくてはならない。

シンプルに考える/ダイヤモンド社
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