【注意】
この小説は、「テニスの王子様」の二次 創作です。苦手な方はお戻り下さい。
・越前リョーマが女体化してます。
・兄弟設定があります。
・事故、流血表現があります。
これらが大丈夫な方は、下へどうぞ。
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少年は、自分の手のひらを染めている、赤い血を見つめ、自分をかばった少女に向かって話しかけた。
「おい...起きてくれ...」
少女はその言葉に反応してはくれない。
少女は、未だ身体から血を流している。
彼は、自分のせいで少女を傷つけてしまった絶望感で、頭が真っ白になっていた。
救急車が近づくことも気がつかず、彼は一人、涙を流していた。
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彼は目を覚まして、身体を布団から上げる。そして、何か考えるように頭を押さえて、少しすれば布団から身体を出して、顔を洗いに一階行きながら先程の夢の事を考える。あれはどう考えても、昔の自分。
彼、柳蓮二は14歳。先程の夢は、もう思い出したくもない過去。
「...嫌な夢を見てしまったな。」
そう言いながら、身支度を済ませ、朝食を食べ、部屋にあるラケットバックを持つと
「行ってきます。」
そう言って家を出る。
これは、いつも通り。同じ時間、同じ作業、全て、同じなのだ。
しかし、先程の夢は同じではない。もう数年前の事だが、未だに消えることがない。
家を出て数十分歩けば、柳の通っている【立海大付属中学校】が見える。正門を過ぎて、目的地に行けば、黒い帽子の人物が見える。
その人物、真田弦一郎はこちらに気がつき
「おはよう、蓮二。」
と、声をかけてきた。
「おはよう。今日も早いな、弦一郎。」
と、柳も声をかけ返す。
普段の風景。柳は、この毎日に安心している。二度と、あの夢と同じにならないでほしいという、願いも含め...
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とある病院。同時刻、ここにいる少年、幸村精市は、病院のガーデンテラスの椅子に座って花を眺めている。
「お隣、いいですか?」
幸村は急に隣から聞こえてきた少女の声に少し驚き、横に立っている少女に目を向ける。
「どうぞ。こんな朝早くからここに来る人は、君が初めてだよ。」
幸村が笑いながら言えば、少女も話し始める。
二人は、少し長い時間ガーデンテラスのベンチで話をして、それぞれ、自分達の病室に戻った。
「あ、名前聞くの忘れてた。」
幸村は少し抜けていた。
続く...
