おはようございます♩
あなたにbeing mindをお届けする
保育家の新田純子です。プロフィール
保育家とは
生まれるときに決めてきた
「こうちたい!」という本来の姿がたれるようにサポートする専門のことです。




このところ
「どうして先生をやめたんですか?」
と聞かれることが増えてきたので
先生をやめてカウンセラー・コンサルタントとして独立した理由を書いていこうと思います。


今回はPART 1



退職した先生物語①学級崩壊した1年目


私は教育公務員として17年勤務しました。


4
年目からは市の新採研修の講師を担当。
7年目には県の新採研修の講師も担当。


大学教授から「実践論文を書いてみませんか?」と声がかかり、
書いた論文が国立大学発行の教育雑誌に掲載されます。


やりがいを感じていたし
子どもたちもどんどんいい方向に変化していくし
保護者ともいい関係を築くことができていました。


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Q.1なぜこうなったのか。

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A.1それは



1年目に学級崩壊したからです。



「先生なんてむいてないんじゃないか」
帰宅する車内で毎日泣いていた1年目。
頑張っても頑張っても子どもたちが荒れていく。



その私が
数年で教員研修の講師をするわけです。


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Q.2こんな不思議なことがなぜ起こったのか。

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A.2それは


ココロミ保育を実践したから。

ココロミ保育とは…       心を見つめる保育




私は新米の頃から
ディープなキャラクターをもつ子どもたちと出会ってきました。

・虐待を受けている子とその親
・過干渉の親とその子
・発達的障がいを特徴にもつ子とその親
・身体的障がいを特徴にもつ子とその親
・うつ病など精神疾患を抱える親とその子
・服役中の親をもつ子
・犯罪を犯した親をもつ子
・夫婦間にDVがある親とその子
・「子どもがかわいいと思えない」と感じる親とその子



最初はぜんぜんうまくいきません。



卒園式のお別れ会でさえ
クラスはぐっちゃぐちゃで
誰も私の話なんか聞いていない。
ワイワイ騒いでケンカして
泣きだすカオスな子どもたち…。


そんな様子を見るに見かねて
保護者の中にいたベテラン保育士ママさんが
子どもたちをなだめてくれる…。
(そんな私を支えてくださった保護者のみなさんには今でもずっと感謝しています)



まるで先生のセンスのなかった私が
一年目で気づいたこと。

それは



注意してもうまくいかない。



ということ。
センスがなかったおかげで逆に早めに気がつくことができました。




注意してうまくいっていると感じているならそれは錯覚です。
怖がらせて押さえつけてるいるだけ

学年が上がるにつれて
より怖がらせるのが上手い先生に当たらないと
いけなくなる。


そんなことが可能なわけない。


先生の顔色を伺う子どもたちが
のびやかに才能を発揮できるだろうか。


私の答えはNO!



だから1年目の逆をやりはじめます。



それがココロミ保育。
心を見つめる保育です。



DoHaveではなく

Beを見つめる保育


Be,Do,Haveとは

Have…持っているもの・結果

Do…していること・行動

Be…存在していることそのもの・あり方=心・感情

やったことdoや、その結果haveではなく、そのときの心beをみる保育






ココロミ保育をはじめたら

緘黙だった子が話すようになったり
いじめっ子がリーダーになったり
無気力な子がやる気になったり

優等生が抜けたとこ見せはじめたり
泣き虫くんが気持ちを主張しはじめたり
スネスネちゃんが吹っ切れたり

とにかく
子どもたちの見せる姿の幅が
広がったんです。


別人レベルで。



人は
いくところまで行ってドン詰まりになると

ガラリと

発想を変えたくなります。変えるしかなくなります。



学級崩壊というドン詰まりが

中途半端な先生だった私をガラリと変えました。





次回、退職した先生物語②につづく。。。