この日は連休の最終日。
秋といっても真夏のような暑い日だった。
時刻は15時過ぎくらい、前の方からかなり可愛い子が歩いてくるのを発見した。
彼女はとても華奢でアイドルのような顔立ちをしている。
なんて声をかけようか迷っている時だった。
リリーの目の前で彼女がこけた。
「大丈夫?」
すかさず声かけをするもガンシカ。
と思ったが、しばらくして彼女が口を開いた。
「・・・見られてたかw」
オープンしたのですぐに自己開示。
今リリーが何してたのかと、キャッチ、スカウトではない事を説明した。
「絶対スカウトじゃんw仕事は大丈夫です」
そう言っているけど話した感じでわかる。好感触だ。
期待と緊張でカミまくってしまったが、平静を装って話を進めた。
「いやいやスカウトじゃないから。用事が終わって夕方まで時間あいちゃったんだよね。だから軽くお茶でも飲もうよ」
「えー、絶対仕事の勧誘じゃん」
「マジで違うからw絶対勧誘とかしないし、そういう話が始まった瞬間に帰っていいから」
「それならまあ、お茶くらいなら」
連れ出し打診が通った。
「どこの店にしよっか。この時間カフェ混んでそうだしカラオケに・・・」
「カラオケはムリ!」
カラオケ打診は食い気味で拒否されてしまった。
まだ早かったか。
仕方なく近くのカフェに入るも満席。
「カフェはどこも混んでるでしょ。やっぱカラオケで良くない?別に歌わなくてもいいし」
「カラオケは絶対ムリ!それだったら帰る」
「じゃあ天気も良いしコンビニでお茶でも買って公園行くかw」
「なにそれ面白いw」
この時点では全く即れる気配はなかったが、単純に彼女と話がしたかったので公園に連れ出す事にした。
途中のコンビニでお茶を購入し、公園のベンチに座ってトーク開始。
そこで彼女と色んな話をした。
彼女はアラサーで、一般的に美人が多いイメージの仕事をしているらしい。
その美貌のせいで色んな男に言い寄られているという。
この日も男とランチして解散し、帰る途中リリーにナンパされたとの事だった。
この手の女性には絶対にビビってはいけないと思い、余裕がある雰囲気を出して彼女の話を笑顔で聞き続けた。
1時間ほど経過。
「暑いな。どこか室内に移動しよう。まだ時間あるでしょ?」
「確かに暑いね。いいよ。どこ行く?」
「パ○ラでいいでしょ?」
「まあパ○ラだったら」
今度はノーグダでカラオケ打診が通った。
カラオケイン。横並びに座る。
彼女はリリーとの間にバッグを置いて距離をとった。もう少し和みが必要そうだ。
ギラつかずに15分くらいトークし、彼女の話すペースが落ちてきたところで話題を変えた。
「てか最初カラオケ嫌がってたよね?めっちゃ警戒してたしwやっと信用してくれた?」
「まだ7割くらいしか信用してないからw今だって少し警戒してるよ」
「マジかwまだスカウトだと思ってる?」
「そうじゃないけど。でも街中でいきなり声かけてくるなんてスカウトかヤ○モクしかないじゃん」
「そっかwじゃあなんでついてきてくれたの?」
「最初カラオケって言われた時はA○の面接でもされるかと思ったよwでも公園行こうとか言うから、この人何が目的なんだろうって思った」
「○Vってwwいいなーと思ったから声かけただけだよ。もちろん下心はあるけどw」
ここで勝負を仕掛ける。
バッグをどけて距離を詰めた。
拒否反応はないので首や耳を中心にボディータッチ開始。
しばらく続けると彼女からストップが入った。
「ちょっと待ってw私したい気分じゃないから。本当ごめん」
「え?全然聞いてなかったw」
「ちょっとw」
彼女の話を適当に流してボディータッチ再開。キスをしようとするがグダられた。
「マジでしないから。高校生じゃないんだからこんなところでするわけないでしょ」
キスはグダられたがリリーの事が嫌な感じではなさそう。
一旦ギラを辞め、彼女の目をしっかりと見て言った。
「この際だからストレートに言うわ。抱きたい。LH行こ」
「本気で言ってる?待って、ちょっと考えさせて」
そう言って彼女は考えだした。
「えーどうしよ。夜から予定あるし」
「だったら早く決めなきゃw悩んでるくらいなら行こ!」
「そうだねwわかった。本当時間ないから1時間だけ」
LH打診が通ったのですぐに退室した。
「なんで帰る予定だったのにLH街向かってるんだろ」
そう言いながら照れくさそうに笑う彼女を連れてLH街に向かう。
しばらく歩いてLHイン。
「汗かいちゃったからシャワー浴びてくる」
彼女がシャワーから上がったところでギラついてノーグダ即。
行為後、彼女を駅まで送っていく。
「どうする?また会う?」
「楽しかったからいいよ!言っとくけど私が連絡先交換するなんて珍しいんだからね!」
強がってみせる彼女が可愛かった。
彼女は2018年即った子の中で1番可愛かった。
でも即れたのは運が良かったんだと思う。
目の前で彼女がこけなかったらオープンすらしてなかったかもしれないし、男と解散した直後でタイミングも良かったのだろう。
改めてナンパは運とタイミングが重要だと思った。
駅に到着。
「今日は楽しかった。また遊ぼうな」
「うん。今度は飲みに行こうよ。直前じゃなくて早めに連絡してね」
「わかった。また東京来るとき連絡するよ」
その後、彼女に連絡をする事はなかった。
リリーのナンパはもう少し続く。

