【原三郎先生の投稿です】

低年齢層の人は新型コロナウイルスに感染しにくいと言われていましたが、糖尿病、心臓病、喘息などの持病を持つ低年齢層の人々も、高齢者と同様に、新型コロナウイルスに感染し重症化します。


特に、 糖尿病の人がウイルスに感染すると、血糖値が高くなり、糖尿病の合併症の症状が悪化して治療が困難になります。


これには2つの理由があるようです。

まず、高血糖値が続いていることによって、免疫システムが弱まっていて、ウイルスと十分に戦うことができなくなっていることです。

第二に、ウイルスは血中グルコースの上昇した環境の下で効率よく繁殖することです。

多くの高齢者が新型コロナウイルスに感染して、重篤な症状を呈するのは、高齢になって血糖値が高くなっているることと深くかかわっているのかもしれません。


新型コロナウイルスの存在が発表されてから約6カ月が過ぎようとしています。

ワクチンがあればこんなに大騒ぎするほどのことはないのですが、残念ながらワクチンはまだできていません。
安全性試験を終了した安全なワクチンが私たちのところに到着するのは2年後ぐらいでしょう。

ワクチンの注射をするまでは、マスクをする、人とは2メートル以内で接触しない、しょっちゅう手洗いをする、などと言 う物理的な感染防御を続けなければなりません。
さらに、内的な問題として、運動する、笑う、食物繊維を食べる、などで免疫力を高めておくことも大切です。

運動は散歩でいいんです。自宅周辺の住宅街などを選べば、人にほとんど会いません。安心して散歩できます。
散歩すれば良く眠れます。睡眠も免疫力の向上に役に立つんですよ。

笑うと免疫力が上がるというのは本当の話で、ウソ笑いでも免疫力は上がるんだそうです。

野菜を食べて食物繊維の整腸作用で免疫力を上げるというのも有望ですよ。

血糖値の高い人は新型コロナウイルスの絶好の餌食になるんだそうですから、この際、思い切って血糖値を下げることにしましょう。

桑の葉には1-デオキシノジリマイシン(略:DNJ)と言う化合物が含まれています。
このDNJ、実はデンプンの消化に欠かせないα―グルコシダーゼと言う酵素の働きを止めてしまいます。そのため、食後血糖値の上昇が抑制されます。
食事たんびにα―グルコシダーゼの作用を止めていると、やがて、血糖値もだんだん低くなってきます。
そうです、あなたも高血糖から逃れることができるんです。

桑の葉を飲んで、野菜を食べて、散歩もして、もちろん手洗いとマスク、2メートル以内の人には近づかない、こんな万全な防御によって、新型コロナウイルスに罹らないで、元気に過ごしましょうね。
ワクチンが使えるようになるまでの防御方法です。頑張りましょう。