彼女とあの人は、

誰にも見つからないように

県を超えてデートをしていた。


離婚のために弁護士に相談しているって、

名刺を見せてくれた。


今までの関係を隠すためのウソ、

本当に心が痛かったです・・・。


自宅に帰る彼を送るたびに

悲しかった・・・



さいかのブログ ~私はこうして殺された~-14-5


と、彼女はこんな告白をした。

私は彼女が好きだった。

もう悲しい思いはさせたくなかった。

でも、なにもしてあげられなかった。

この問題の解決方法は簡単だ。

別れればいい。

それだけのこと。

ただそれだけが、難しい。


とにかくあの人は、やめなさい

と言うしかできなかった。

彼女はすでに引けないところまで来ているようで、

なぜですか

と素直に悲しい顔で質問したが、

わかるでしょ?

と含みのある、言葉を返すだけだった。


あの人の方は、と言うと

彼女から仕入れた会社の内部情報を

彼と共有しようとした。

あの人も、時期が来たら会社に入るという

計画があったほど、彼との信頼関係があっただけに、

彼女と付き合っただけで、会社に接近したような

間違った感覚があったのだろう。


彼は許せなかった。


といえば、彼は真面目な人にみえるが

本当は、面倒だった。

あの人のなれなれしい態度。

彼女の裏切り。

受け入れられなかった。