それは私の想像を裏切らなかった。


送信者:ゆき

心配してくれてありがとうラブラブ

ていうか、夜、暗くても車の中

丸見えまではいかないけど、見えるよ汗

キスしてる間に、警察が来なくて良かったビックリマーク

あえて、声かけにくいかもしれないけどねドキドキあせる

帰り際の電話、ちょっと切なくなるけど、

嬉しいけど、なんか反則だょ目

ちゃんと帰ってネ恋の矢



                      さいかのブログ ~私はこうして殺された~-16-5


私は少し笑っていたかもしれない。

それは面白いのではなく、

帰り際の電話・・・

彼がやりそうなことで、

想像がしやすかったから。


ゆきとは段階を踏んで

お付き合いをしたらしいが、

進行は早く、住所のメールの次に、

関係を結んだメール、

もう次が待ち遠しいことや、

もうすぐ会える、

浮気しないでね、

など今が楽しくて仕方がない内容だった。


私は彼とゆきとのメールを自分の携帯に送った。

そして携帯のほかに何かあるか探った。

家にパソコンはあったが、

人差し指だけでキーを打つ彼が

パソコンを使っている形跡はなかった。

ゴルフのスコアカードプレーヤー欄に

「ゆ」と書いてあったり、


○○時~○○時 ゆき


という彼の字のメモがあったりしたが、

これといった収穫は携帯だけだった。


何時間かの間に、血の気が引いたり

頭に血が上ったりして、大変な時を過ごしていたが、

心は案外冷静に、

これは離婚だな

と、早い段階で考え至っていた。