その場にいる、みんなが困惑していた。

彼は、私が知っているらしいことを。

彼の親は、何やら不穏な空気が流れていることを。

私は、彼が素直に謝らないことを。


実家に来ても、彼も、私も、

譲らない態度は変わらなかった。

また、意味のない時間を過ごし、

夜遅くなってしまって、

子供もかわいそうだったので、

親の前で

何もない

と嘘をついた彼に

携帯を見て、すべて知っている

と告白した。私は何故か罪悪感を抱いた。



さいかのブログ ~私はこうして殺された~-17-2


そして彼は・・・

彼は真っ白だった。

ショック状態で口もきけず、

椅子がなければ崩れ落ちていただろう。

ただ、

お前に裏切られた気がする

とつぶやいた。


嵐の前のような静けさに耐えかねた

彼の母親は、なぜこうなったのか

私たちに問いかけたが、返事はなかった。

誰もわからないのだろう。

そして夫婦生活はあったのかなど、

立ち入ったことを、聞いてきた。

しかし、ショック状態の彼と

どうしたらいいかわからない私は

何も答えられなかった。



私は、義母の質問に神経を逆なでされ、

顔が段々険しくなってきた。


それを察知した義父は

自分の風俗通いの経験を話し出したが、

それをヘラヘラと聞く気分ではなかった。

私の顔はもっと険しくなったに違いない。


結局、義母は

なたが我慢すればいい

と、私に言い放った。