静まり返っている実家で
彼は水を飲んではトイレに行くという
行為を繰り返していた。
私は彼に
どうなの?
と聞いてみたら、
昔から何人かと・・・
と、訳のわからない告白をした。
もう辞めるのでしょうね?
と聞いたところ彼は
相手の気持ちもあるから、
すぐにどうこうできない・・・。
と言い出した。
私は何故か鼻で笑ってしまった。
この期に及んで、馬鹿か?と疑った。
ゆきの電話番号が短縮に入っていたのも
気に入らなかったが、とにかく
相手の番号、消してよ。
と言うと、彼は、
消したら、相手から電話がかかってきても
わからなくて出てしまう可能性があるから消さない。
と、強く主張した。
ここまで聞いて、こいつは別れる気がないのだと思った。
こんなくだらない話をして、
こんなところにいるより
子供を寝かしてやりたくて、
とりあえず帰ります
と仕切った私に反対する人はいなかった。