彼はどうしても浮気をや

める気はないようだったが、

家庭を壊す気もなく、

離婚する気もないと言う。


私はそんなことを

認めるわけにはいかなかった。


今まで

家族のためだと思い、働いてきた。

彼をソウルメイトだと思い、生きてきた。

毎日、罵倒され、馬鹿にされ、

ストレスのはけ口にされても黙ってきたのは、

こんな惨めな結婚生活を送るためじゃない。


私の中の何かがはじけた。


すれ違いの生活の中でやり取りするメモに

浮気は認めない。

と、書いて伝えたところ、彼の返事は

全てのことを浮気だと思うな。

だった。

やはり、行動が全て浮気じゃないにしても

続いているとわかった。


そんな時、

お前が主導権を握っていると

話が進まないから、

俺に任せてくれ、俺の行動を見ていてくれ。

と、彼が言い出した。

そんなに言うなら任せてみようと返事をしたが、

進むどころか、後退していった。


ニヤニヤメールが始まり、

服をビシッと決めてお出かけ。

ゴルフという名目のお泊まり。


私に何をどう伝えたかったかわからないが、

浮気はやめないことはわかった。


また何かがはじけた。


眠れない夜、居てもたってもいられなくなり、

泣きはらした目で朝方になるのを待って

ウォーキングをしに行ったりして、

心ははちきれんばかりに張り裂けそうだった。

地獄は、もう充分だった。

そのことで話し合いを持った時、

俺がいるだけでいいと満足しろ!

と、彼が言い放った。

ああ、これが彼の本心か。

何があっても優しく受け入れてほしいのだ。

私は、やっと理解した。

はじけた何かに目が覚めた。

大ゲンカした後、彼が出ていく支度をしても

静かに見守っていた。

子供もいないし、ちょうどいいと思った。



さいかのブログ ~私はこうして殺された~-17-6