「その人」が自殺して、メインのスタッフさんが休みだした。
ショックが大きくて、体調がすぐれないものだと思っていた。
出勤した時によくよく聞いてみると、今後が怖いと言う。
そのスタッフさんは、彼と「その人」との話し合いをよく聞いていた。
彼の果てしない人格否定と説教。
「その人」の消え入るような返事。
営業時間を過ぎても永遠と続く話し合い。
自分が同じ目に合うのではないかという恐怖を感じていた。
そして自分も同じ末路を・・・。
メインで働いて、責任感も強いスタッフさんだっただけに
心をくじかれて当然だと思った。
でも、みんながみんな「その人」ではないし、
一生懸命働いて供養してあげよう、と
スタッフ全員のモチベーションをあげつつ、
みんなで気を遣いながら仕事をしていった。
しかしそのスタッフさんの折れた心は、守りきってあげられなかった。
朝、家族から電話があり、とても出社できる状態ではないと連絡があった。
本人からは電話もできないので、社長から家族あてに電話が欲しいとのことだった。
内容的には退職も含めた話なのか確認したところ、
そのことも話し合いたいということだったので、
そのまま社長である彼に伝え、連絡させた。
その日の夕方、軽い感じで出勤してきた彼は
「辞めたから。」と、ひとこと言っただけだった。
私は、また私だけが忙しくなるんだな~と、
彼の尻拭いをさせられることに腹が立った。
しかし今回は、そうならなかった。
