「その人」が自殺して、メインのスタッフさんが休みだした。

ショックが大きくて、体調がすぐれないものだと思っていた。

出勤した時によくよく聞いてみると、今後が怖いと言う。

そのスタッフさんは、彼と「その人」との話し合いをよく聞いていた。

彼の果てしない人格否定と説教。

「その人」の消え入るような返事。

営業時間を過ぎても永遠と続く話し合い。

自分が同じ目に合うのではないかという恐怖を感じていた。

そして自分も同じ末路を・・・。


メインで働いて、責任感も強いスタッフさんだっただけに

心をくじかれて当然だと思った。

でも、みんながみんな「その人」ではないし、

一生懸命働いて供養してあげよう、と

スタッフ全員のモチベーションをあげつつ、

みんなで気を遣いながら仕事をしていった。



   さいかのブログ ~私はこうして殺された~-17-14


しかしそのスタッフさんの折れた心は、守りきってあげられなかった。

朝、家族から電話があり、とても出社できる状態ではないと連絡があった。

本人からは電話もできないので、社長から家族あてに電話が欲しいとのことだった。

内容的には退職も含めた話なのか確認したところ、

そのことも話し合いたいということだったので、

そのまま社長である彼に伝え、連絡させた。


その日の夕方、軽い感じで出勤してきた彼は

「辞めたから。」と、ひとこと言っただけだった。

私は、また私だけが忙しくなるんだな~と、

彼の尻拭いをさせられることに腹が立った。

しかし今回は、そうならなかった。