眠れない夜を過ごし、

朝には何もなかったようにしていた。

昼間も普通に働いたが、

頭の中は、これからのことでいっぱいだった。


私は、彼が謝って、関係をやめてくれれば

それでよかった。


だから、彼にチャンスを与えようと思った。

まずは、最近何かあったのか、

帰りも遅いが、どうしているのか、

空気が重くなりすぎず、

軽くなりすぎず、

かなり気を使って、質問してみたが

何でもないよ

と軽い返事が返ってくるだけだった。


家族で一緒に車で買い物に行っても

この車にあの女と・・・

と、考えずにはいられなかった。


私の心は彼にチャンスを与えていられる

状況ではなかったのだ。


お付き合いしている女性がいるでしょ


はっきりと質問すると

彼は一瞬驚いたようだったが


そんなのいないよ


と、しらを切った。彼は

携帯でも見たのか

と聞いてきたが、私は見たことを伏せて、

チャンスを与えたかった。

私は知っている!と、

強い態度だけで認めさせようとした。

彼もそれだけで認めるわけもなく

低レベルの平行線をたどっていた。



   さいかのブログ ~私はこうして殺された~-17-1
 


第三者に意見を聞こう

と言い出したのは彼だった。

第三者といっても、こんな話ができるのは、

お互いの実家くらいしかいない。

私の実家に行って、本当のことが分かった時、

私の親は、きっと彼の肩を持つだろう。

私の味方はいない。

だったら、いつもまともなことを言っている、

彼の実家に行った方がましだと思った。


夜、子供を連れて

女を乗せた車で

彼の実家までとばした。