退院してからも、彼は昼まで寝ていた。



さいかのブログ ~私はこうして殺された~-14-1


変わったことといえば、

起きるといつも

具合が悪い、と言い訳をした。

本当であっても、私にはどうでもよかった。

やっていることは、変わらなかったから。


子供と、仕事とで

忙しかった私は、

前にも増して、

彼に興味がなくなっていた。


逆に、足手まといに感じていた。

どこへ行っても、

30分に1回は、具合が悪いと言って

トイレへ行ったり、座り込んだりした。

だからといって、

私が文句を言うわけでもなく、

気にも留めないので、彼は


心配じゃないのか!


と怒鳴り散らした。


入院したほどなのだから、

具合が悪いのも仕方ないじゃない?


と、自業自得ということを

秘めた言葉で言い返すと、黙り込んだ。


こんな私を友達は、

相手を追い込むやり方をする

と言った。

私は、当然のことを言っているだけなので、

どう追い込んでいるのか、わからなかった。

今でも、追い込まれる方が悪い

と思うところがある。


無口な私。

正当な私。

真面目な私。

彼は勝手に追い込まれていったのだろう。

夫婦の溝が埋まるはずもない。