ギターも、ベースも、神経を使って選ぶ事をオススメしていますが、

今回は以外と知らない人が多い、ネック裏のグリップ部の木目について。


え~、文書だけではわかりにくいので、結論から。


柾目(まさめ)の部分が使われているネックは反りにくく、強度が強いです。


板目(いため)の部分は反りやすく、強度も乏しいです。


柾目と板目の違いは、画像検索などで調べてみて下さい。


一目瞭然だと思います。


ちなみに、柾目と板目が混ざっているネックは、ねじれやうねりが出やすいです。

先日、ネックにうねりが見られるベースを修理しました。


このベース、ネックのうねりに加え、ロッドがいっぱいにしまりきった状態!!


もはや、交換した方が早い。(笑)


しかし、私にはお金がない&ネックを作る時間もないため、自分で修理する事に、、、


ちなみ楽器屋ではこの修理、指板調整とフレット打ち換えで4万はとられます。


ネックを完全に近い状態まで復活させるには、指板をはがし、ロッドの仕込みから行うのがベストですが、

さすがにそこまでおおがかりな事を行う勇気がなかったので、ロッドをある程度緩め、ロッドに余裕をもたせる事に重点を置き、いざ修理へ!!



まず、フレットを専用喰い切りで一回全て抜きます。

フレットを抜いたら、フレット溝周辺を掃除、欠けた部分を埋めるなどの処理をします。

そして、ロッドをいったん緩め、1周半ぐらい余裕ができるくらいにします。

そして指板を、すり板でストレートを出します。

この時、Rを崩さないようくれぐれも注意!!


すり合わせのサンドペーパーは、ネックのうねりが激しい場合、#150から、そうでない場合は#320からで良いと思います。


削れば削るほど、指板は薄くなり、フレット溝が浅くなるため、慎重に行います。

ストレートが出たら、#320で整え、フレットを打っていきます。

この時、フレット溝が浅くなっていたらフレットノコで深くしてください。だいたい2mmが目安です!!

新しいフレットを打つ時、私はその指板のR治具を作りますが、無理な場合はメイプルなどの固い角材を使用して、

玄能で慎重に打っていきます。

フレット打ちの方法は、後ほど気が向いたら日記に書きます(笑)


フレットを打ち終わったら、両端を整え、すり合わせを行います。

慎重にスケールを使用しながら、ストレートを出します。

#320から#1200までかけます。
かけおわったら、コンパウンドでフレットを磨き、指板にオイルを塗って汚れなどを落とします。


あとは、ボディと合体させ、セットアップ!!

当然、ネックは薄くなるわけですから、場合によってはスペーサーをかます必要も出てきます。



今回はかなり時間を費やしました。クタクタであります(笑)


んまぁ、4万が浮いたと思えば、、、(笑)


注:

☆今回の指板はローズウッドでした。

☆この修理で、新品同様のネックに状態がなるわけではありません。

ギター購入時の注意点はまだあります。

段々恐くなってきましたねぇ~。

もしかしたら、こんな事知らない方がいいのかもしれません。

しかし、事実です。

皆さんにギターを買って後悔して欲しくないのです。

私もギターを限りなく愛していますから、、、


さて、次の注意点ですが、まれに見るパターンを一つ。



それは、フレットが指板からはみ出ている、またはフレットが指板の内側に寄っているパターン!!



これはネックにぎり、上下に動かす事で分かります。

チクチクと手にひっかかると、フレットが指板からはみ出ています。

反対にフレットが指板の内側に寄っている場合、黙視で分かります。

特に、フレットが指板からはみ出ている場合はヤスリで削るなどの修理が必要です。

でないと、チクチクしながらギターを弾かないといけないハメになります(泣)


これらの症状は、湿度の影響を受けて、ネックが収縮、または膨張した証拠です。


ギターは木が使われているので、生きています。

木は水蒸気を吸ったり、はいたりしているのです。

十分な自然乾燥、人工乾燥がされていないギターは、このような症状を引き起こしやすいのです。

私の所有するFender JAPANのストラトもネックの膨張により、フレットが指板の内側に寄っています。


もちろん修理を承知で買うのならいいのですが、生産されて間もないのに、この症状が出るという事は、

今後再び症状が出る可能性が高いと思った方がよいでしょう。


皆さん、試奏した時には目を光らせてくださいよ~!!

心ない店員さんは、決して口にしないでしょうから、、、