吉本ばななが色々な人と対談しているところを文章にした本
会話で成り立っているからすごく読みやすい
印象的なやりとりがあった
よしもとばななの言葉ではないのだが
「感動をうけてそこでいちばん最初に思いついた言葉がいちばん旬でジャストな言葉だと思うけど逆にそっちが間違いだと思う」
「いちばん最初に言葉にする言葉って形が違うものに暴力を行っている」
そうなのだろうか?
例えば素晴しい音楽を聞いて素直な心で「素晴しい」って言えたらそれは素晴しいことだと思う
キレイな夕焼けに「キレイ」って言えたらそれは美に触れている瞬間だと思う
感じたことが思考をまたいで口から出てきた言葉なんじゃないのかな?
それを最も遠い言葉と思うのか
作家ってすごいな
言葉のプロならではの感覚だな
この本には理解できない感性がいっぱいあって読んでてすごいおもしろかった