
結婚が決まったら、両家の両親に結婚のあいさつに行きます。
順番としては、彼女の親に結婚挨拶に行ってから、彼の親に挨拶に行きます。当日の服装や、持っていく手土産は事前準備が大事。
その他、当日の流れにも、いくつかマナーがあります。
結婚の報告が終わった後日、お礼状を送ると好印象でしょう。
1.手土産の相場や渡し方
1)手土産にかける値段の相場
手土産の相場の目安は3,000円程度。ここでの手土産は、「結婚のご挨拶をする時間をわざわざ設けてくださることへのお礼」としての意味合いです。
2)手土産を選ぶときの注意点
手土産は、相手側のご両親が好きなものを事前に確認しておきましょう。一般的には、和菓子や洋菓子などのお菓子がオススメ。相手の両親がお酒好きなのであれば、銘柄を調べて持参してもよいでしょう。
できれば、あらためて切り分けるタイプではなく個別に包装されているもの、そして家族の人数分は最低限入っているものを選びましょう。
3)手土産の「のし」について
のしは基本的には必要ありません。もしつける場合は、紅白の結び切りののし(2人のご縁が二度とほどけないように)を用います。「外のし」で包装を依頼し、下段に二人の姓を書きます。
4)手土産の渡し方
手土産を渡すタイミングは、席に座る前か、席につき、少し落ち着いてから渡しましょう。
渡すときには「美味しいと評判なので、ぜひ召し上がってみて下さい」や「お好きとうかがいましたので」と一言添えた方が印象は良いでしょう。
「つまらないものですが」という言葉は「つまらないと思うものを差し上げる」という意味にも取られかねないので、決まり文句と思って言ってしまわないようにしましょうね。
2.OKな服装、NGな服装
1)女性編
【1】基本の服装
女性は「清楚」な服装を心がけておきましょう。訪問する際の服装は、スーツまたはワンピースが清楚な印象でおすすめ。
また、自分の両親のもとに彼が挨拶に来る際に同席する時には、たとえ自宅であっても相手の服装とのバランスを考え、カジュアルになりすぎないように心がけましょう。
【2】基本の髪型や身だしなみ
髪型は「まとめる」「とめる」など工夫をしましょう。カラーリングもできれば控えめの色で清潔感を出すのがオススメです。メイクも薄すぎず、濃すぎずとバランスが肝心です。
ネイルは何も塗らないでおくか、あるいはネイルをする場合にも、派手なネイルはあまりいい印象を持たれにくいので注意が必要です。
足元は素足を避け、ストッキングを着用します。伝線していないか、直前にチェックしましょう。靴はパンプスが基本、きれいにみがいておきましょう。ミュールやサンダルはカジュアルな靴と思われますので、さけたほうが無難です。
ハンカチはアイロンのかかった清潔なものを用意します。シンプルで可愛らしいデザインだと好印象ですね。
【3】避けたい服装や身だしなみ
ご挨拶にふさわしい、社会人としての常識ある服装を心がけましょう。
「派手」「不潔」「だらしない」印象をあたえてしまっては、「きちんと生活していけるのか」ご両親に不安を与えてしまいます。普段おしゃれを楽しんでいる人もTPOをわきまえた服装を心がけましょう。
2)男性編
【1】基本の服装
訪問する側の男性はきちんとした清潔感のあるスーツやジャケットであれば大丈夫。もちろんビジネススーツでOKです。現在は「ジャケパン」スタイルも主流ですが、スーツを着る方が無難と言えそうです。
【2】基本の髪型や身だしなみ
髪型は、整髪料で整えるなど社会人としての常識的なヘアスタイルであれば問題ないでしょう。髭はきれいに剃り、清潔感を出していきましょう。
靴を磨いたり、靴下に穴が空いていないかもチェックしておきましょう。
「ハンカチ」はアイロンのかかった清潔なものを用意しましょう。緊張して汗をかくことも考えられるので、持っておくと便利ですよ。
【3】避けたい服装や身だしなみ
結婚の挨拶は「けじめの儀式」である、と心得ておきましょう。例えば、すでに相手の両親をよく知っているから、といって、カジュアルすぎる服装はさけるべきです。
当然ですが、ぼさぼさ、よれよれ、という印象を与えると、女性の両親が「この人に娘を任せてよいのだろうか」と不安にさせてしまいます。
3.結婚挨拶の流れ
ここでは、結婚挨拶までにやっておくべき準備と、結婚挨拶当日の流れをご紹介します。
1)結婚挨拶までの事前準備
自分の両親に結婚の意思を伝える
まずは自分の家族に結婚したいと思っていることを伝えましょう。
84%の人が、まず母親に結婚の報告をしたようです。
女性同士なら特に、理解が得られやすいからなのでしょう。
結婚報告を最初にした人は誰ですか?
自分の母親 84%
自分の父親 8%
自分の兄弟 8%
両親の都合を聞き、挨拶の日取りを決める
自分の家族への報告後、相手の両親への挨拶に行きます。男女それぞれが自分で両親の都合の合う日を聞きます。
できるだけ両親の仕事がお休みの日に設定し、手間を取らせないようにしましょう。
相手にとって初めての訪問になるならば「紹介したい人がいる」と伝え、両親に紹介済みの相手ならば、「彼が『大切な話があるので、改めてお目にかかりたい』と言っている」などと伝えることが多いようです。
避けた方がよい時期はお盆やお正月(他の来客と重なるかもしれないため)。 避けた方がよい時間帯はお昼頃(食事の手間や準備をかけさせないため)です。
結婚式の準備は、挨拶が終わってから
注意したいのは、結婚式の日取りや会場・挙式スタイルを2人だけで既に決めてしまうこと。
事後承諾として両親に挨拶する段取りになってしまい、両親が「そんな話は聞いていなかった!」とトラブルになることも。2人で先走りしないで、両親への結婚挨拶が終わったあとがよいでしょう。
2)結婚挨拶当日の流れ
結婚の挨拶は、どちらの両親に先に行きましたか?
女性の両親が先 87%
男性の両親が先 13%
「結婚挨拶はまず女性側の両親へ」が一般的なようですね。
遅刻は厳禁!5分前行動を
大事な結婚報告に遅刻はNGです。とは言っても、相手宅に出向くのに早すぎても迷惑になりますので、「約束の時間の5分前」あたりに着くようにしましょう。
挨拶はハキハキと
相手のお宅に着いたら、コートは門あるいは玄関の前で脱ぎます。 雨が降っている場合は、傘をたたんでから玄関に入ります。
玄関では、相手にお尻を向けないようにしてドアを閉めます。 そして、両親の目を見て挨拶をしましょう。
両親から「どうぞおあがりください」 と進められたら、中に上がります。
靴は正面を向いたまま脱ぎ、なるべく相手にお尻を向けないようにして靴の向きを変え、玄関の隅に揃えて置きます。
どこに座るの?
部屋に通され、「こちらにどうぞ」と進められたら、その席に座りましょう。
特に座る位置を指定されなかったら、下座に座ることがマナーです。
・和室は床の間から一番遠い席が下座。
・洋室は出入口のドアに近い席が下座
となっているので、覚えておくと便利ですよ。
相手の親のことはなんて呼ぶの?
さて、結婚挨拶のときは「結婚前」。 いきなり「お義父さん、お義母さん」と呼ぶのはNGなので気をつけましょう。 「○○さんのお義父さん、お義母さん」と呼ぶとよいでしょう。
結婚の話を切り出すタイミング
まず、部屋に通され、全員が揃ったら、
「○○と申します。本日はお時間をお作りいただきましてありがとうございます」とあらためて挨拶します。
ここで手土産を渡しましょう。 そして、お茶を頂いたりしながら、雰囲気を和ませる会話を心掛けます。
緊張してしまって、なかなか話のきっかけがつかめない場合でも、二人がお互い協力しあって会話を進めるようにしましょう。
・きっかけをつかみやすい話題:趣味・家族の話・相手の幼い頃の話・スポーツ・ペットの話など
・避けたほうがよい話題:宗教・自慢話・お世辞・ギャグ・下ネタなど
場がなごんだところを見計らって、いざ結婚挨拶へと移ります。 男女どちらの家であっても、順番は男性から報告をするのが一般的なようです。
女性への両親への挨拶なら、きちんと座り直し、しっかりと相手の両親の目を見て 「○○さんと結婚させてください」 と伝えましょう。
長居はしない
話が一区切りついたころを見計らって「そろそろ失礼します」と切り出します。 そして、コートは手に持った状態で、玄関でお礼の言葉を述べ、帰ります。
もし、相手両親から、コートを着ることをすすめられた場合は、「ありがとうございます」とひと言添えて従うほうがよいでしょう。
宿泊を伴う可能性がある場合
相手の実家が遠方にある場合があります。
日帰りで行くことが無理な場合は、相手の両親が「ぜひ自宅に泊まって」と勧める場合以外、あらかじめホテルに宿泊する予定にしましょうね。
また、女性は彼の母親に「何かお手伝いはありますか?」と一言申し出るとよいようです。
断られても、一度は「ご遠慮なさらずにどうぞおっしゃってください」と伝えましょう。
それでも断られたら手伝わないことがマナーです。