無題 | 7!! (セブンウップス)「oops絵日記」

7!! (セブンウップス)「oops絵日記」

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朝目覚めた。
外は静寂に包まれている。

「嵐の前の静けさか…。」



敬太はつぶやいた。

そう、前日沖縄には荒れ狂ったタイフーンが満を持して上陸していた。

きっと今の静けさは台風の目とやらに睨まれているのだろう。
いつ奴が狙いを定めて再び襲ってくるだろうか…


敬太は「明日、暴風域が抜けていなかったらスタジオ練習は中止」という指令をウップス隊員にだしていた。



敬太はドアを開け空を見上げた。

爽やかな空、軽快に走る雲、素敵な歌を奏でる鳥のさえずり。

「………ん?」


敬太は直ぐに異変に気付いた。
直ぐにテレビという名の情報だだ漏れ機を付けた。

「タイフーンが過ぎ去ってる……だと………。」

その瞬間嫌な胸騒ぎとともに焦りに似た何かを感じた。ふと時計を目をやる。










「ふん……遅刻じゃねーか!」





コンクリートジャングルを颯爽と走りぬけ、スタジオという名の戦場にたどり着き、不平タラタラの猛獣「メンバー」を必殺平謝りで倒し、俺はようやくベースという装備を身にまとい、一人前の男になるべく前進してゆく。


そうして、なんとか今日の任務をこなし、邁進相違で体もボロボロになりながらスタジオを後にする。

そんな敬太にも今日を生き抜く希望が一つ、たった一つだけあった。


『今夜はカレーだ…。』






KEITA