私が小学生の頃に知った『詩』の中に
今でも、この作者さんは凄いなぁと、
毎年思う詩があります(笑)
春になると毎年頭に浮かびます。
その並んだ字を思い浮かべながら
同時にその景色も広がります。
その一瞬がどちらが先か分からないくらい
字と景色が重なるのが不思議で面白いです。
文字って不思議で面白いなぁと
幼いながらに思った初めての記憶です。
山村暮鳥の詩です。
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしゃべり
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな
読んでないのはずなのに
目に飛び込んできた瞬間に
頭に浮かんだ瞬間に
景色が広がります。
そして、いちめんのなのはな
に紛れず
ちゃんと見つられる
一行づつ違う言葉が飛び込んでくるのも不思議。
見てるだけなのに
声が聞こえてくるのも不思議。
春になると
毎年一回は頭の中でリピートしてしまい
一日中、菜の花畑の住人になります(笑)
