4月の初旬、テニス仲間のNさんが、またまた出張でフランクフルトにやってきておりました。いつものごとく、週末のお世話係と化した我が家 最初の週末である4月6日(土)、かねてより行ってみたかった『ドイツ最古の街』Trierを訪れてみました 2000年の歴史を持つ街で、9件のうち8件がTrierの町中にあるローマ遺跡群、聖ペトロ大聖堂、聖母教会がまとめて1つの世界遺産として登録されています 

車を走らせること2時間くらい Trierの町に到着 適当に駐車場を探して駐車しましたら、Franken塔のそばでした。 
 
とりあえず、中央の広場を目指して 広場に面して、Steipe(右)とRotes Haus(真ん中)という建物が並んで建っていて、「おっ、素敵 」と思ってまずは写真を 
  
広場には噴水と銅像が。ちょうど市が立っていましたよ 
 
St.Gangolf教会の塔が建物の向こうにちらり。入口が建物の間にありました。
 
広場の反対側から見ると、教会の塔の美しい姿がスッキリと見えます 
 
そして、広場を越えた先に、世界遺産の大聖堂と聖母教会が 教会の前にも市が立ってました~ 
 
そして、大聖堂へ 
 
丸天井になっている部分の、漆喰装飾が本当に見事  
 
 
パイプオルガンも、綺麗な装飾がなされていて、とても素敵で、これだけで絵になるものでした 
 
反対側の主祭壇は、奥に一段高い部分と、さらにその奥に部屋があります。
 
上には後から行くことにして、聖堂内をみてまわりました 
 
 
 
 
 
奥の上階に上がっていきました。この奥には、掲示してある内容によると、イエス・キリストが纏ったと言われるローブが、聖遺物として納められているようです 
 
両袖にある階段を登って、聖遺物が収めてある部屋の前までは行けます。年一回、開帳される時があるようですが。見事な彫刻で囲まれている、聖遺物が納められている奥側は、神々しい光で満ちています 
 
階段の上から、聖堂内を見下ろしたところ。
 
続いて、大聖堂と並んで建つ、聖母教会へ。こちらは、内部撮影は禁止のようでした。教会の異空間的雰囲気が物凄く好きな私、素敵なステンドグラスにも癒されました
 

さあ、お腹が空きました Hauptmarktで、とっても気になるお店があった私、少し周りをウロウロしましたが、結局そこに行ってみました カフェコンディトライ&レストラン「Zur Steipe」 入ると、ショーケースに魅力的なものがずらり~
 
お昼ご飯を食べちゃうと、ケーキを食べるお腹の余裕がなくなってしまう そこで、ランチはケーキという暴挙に出ました 普段はやらないですけど、どうしても、どうしても、ここのケーキを食べたかった、、、 手前が桃のケーキ、奥が卵リキュールのケーキ はっきり言って、激旨でした 今まで、ドイツで食べた中でも、1,2を争う美味しさ 自分の嗅覚の鋭さに、自画自賛 
 

さて、街歩き再開 一番の目玉と言っても過言ではないでしょう、ローマ時代の遺跡のひとつである、「ポルタ・ニグラ(黒い門)」へ 手前では、ここでもマルクトが開かれていて、フランス食材が売られてました。ハムやチーズ、キッシュやパンなど、とっても美味しそうだった お腹いっぱいだったけど、キッシュ食べれば良かったかなあ、、、次に行ったら、絶対買おうっと 
 
ポルタ・ニグラは2世紀後半に建造されたものらしい。威厳があるなぁ、、、 

 
もちろん、登ってみました 
 
 
 
一番上から見晴らす、Trierの街 
 
ポルタ・ニグラの横にある、市立博物館のローマ風回廊は、ドイツ最古のものらしい。・・・これかな
 

さて、今度はまだ足を踏み入れていない、町の反対側のエリアに行きましょう。大聖堂や聖母教会の前を通り抜けて、、、Roter Turmです。なるほど、赤い  
 
そして、世界遺産の遺跡の一つ、コンスタンティヌスのBasilika(バジリカ)。中に入ってみると、広い 
 
Basilikaと共にある、宮殿。
 
庭園も美しく、それを挟んで遠景から眺めても絵になります 半分、補修工事中だけど、気にしない気にしない 
 

続いて向かったのは、「Kaiserthermen(皇帝の大浴場)」 このコンスタンティヌス帝の時代、4世紀ごろに作られた共同浴場は、カラカラ浴場などに次いで古代ローマ時代の浴場としては屈指の規模を持っているらしい 
 
中に入って、端の方に、写真を撮るのに適した展望スポットがあり、そこから全体を眺めてみました 地上建造物として残った部分が、やはり絵になるなぁ 歴史の風格を感じます。
 
近づいて、なかにも入ってみました 
 
赤っぽい色は、赤いレンガのような石を規則的に積み上げて、幾何学模様になっており、美しいです 
 
 
 
 
内部は複雑な迷路みたいになってました 
 
 

続いては、少し旧市街から外れるかな、500mくらい歩きますが、「Amphitheater(円形劇場)」へ向かいました これも、古代ローマ時代の遺跡として、世界遺産に登録されているものの一つです 古代ローマの円形劇場の中で、十指に入る規模らしい。モーゼルワインを作るぶどう畑の広がる山の斜面の脇にありました。
 
劇場の広場の中に、地下への出入口がありまして、地下には水が溜まってました。井戸らしきものもあり。ここに、登場への昇降を操作する機械が置かれていたんですって 
 

再び、旧市街に戻りまして。Barbaratherumen(バルバラ浴場)は、建物の中に遺跡が保管されてました 入口のところまで入って、ガラス越しに中を覗き、「もういっか 」ってことで、入場せずに終了、、、 歩き疲れてきてたのだもの 
Kornmarktにあった噴水 
 

さてさて、ちょっと休憩したいね~、ってことで。結局、お昼に食べたケーキの美味しさが忘れられず 他のカフェなども覗いてみましたが、心惹かれ具合がいまいち、ってことで、再びZur Steipeへ 同じ日に二度、そこで食べたいくらいの美味しさだ、と分かってください 奥がオリジナルザッハートルテ、手前がEifel地方のベリーのトルテ 
 

こうして、Trierへの遠足を目一杯楽しんで、フランクフルトへ戻り、仕事に行ってただんな様(忙しくて、一緒に行けなかった )と合流して、みんなで美味しい飲茶を夕食に食べたのでした 
 
 
番外記録編
もう何度も、私たちの在独中に出張で来ているNさん、私たちのお気に入りのお店は殆ど行ったことがあるので、今更それらはいいでしょう。今回の出張で初めて行った場所を記録しておいてあげましょう  
到着した日、空港へのお出迎え。前日に来ていた、他の出張者さんたちと一緒に夕食に行くため、時差があっても寝ないように、一緒に時間つぶしで、Wessingerホテルのカフェでお茶  
  
「ドイツらしさの体験」と称して、目の前にある森の散歩 単に、ケーキ食べたから、私がカロリー消費したかっただけ、というのは誤解です 
  

Trier遠足の翌日、4/7日曜日は、これも恒例でテニスに一緒に参加 ランチに、お気に入りの「Neuhof」へお連れしてみました。 
本日のスープと、ソーセージの盛り合わせ(小)を やっぱり美味しかった~  私は、ここのBienenstichというクリームを挟んだケーキが大好物なんだけど、この日は我慢した~
 
やっと春らしさが出てきたか という日で、お外席でランチやお茶をされる方々も、出てきてました 
 
 
天気も良かったので、またまた、時間があるのでお散歩 沢山のドイツ人の方々も、ぞろぞろと散策されていましたよ 「らしさの体験」、いいですね~ 
 
 
さわやかな気候の中、美味しいものを食べ、軽い運動、きっと楽しんでいただけたことと思います