さあ、旅を始めて、4日目を迎えました
この日は、何をして過ごすか、ずっと悩んでおりました。Zadarか少し南のMurterから、海に出て『コルナティ国立公園 National park Kornati』の島々を一日かけて船でめぐるエクスカーションに出かけるか。結局、天気予報が午後から雨、と怪しかったので、一日船に乗る案はやめて、カルストの織りなす滝が見れる『クルカ国立公園 National park Krka』に行くことにしました

Rozovacロソヴァツというところから、公園の駐車場に車を停めて、そこから無料バスにて公園入口まで行きます。もう一箇、Skradinスクラディンからは、少しボートに乗って川上りをして公園入口に行く方法もあります。我々は、ボートよりバスの方が時間が短いこと、そしてバスの方が、公園内で行きたい場所が近いことから、Rozovacに向かって行きました
無料バスを降り、まずは、公園内のウォーキングルートを歩きます このような木の小道が作られていて、川のそば、上、など自然いっぱいの中を歩けるようになっているのです
 
本当に水が綺麗 
 
魚が、驚くほどウヨウヨいます。釣り放題だぁ、と思いますが、釣り禁止の看板がそこここに 
 
高台に、見晴らしポイントが設定されています。カルスト地形で、大小の滝が段々に連なっているのがポイントの地形。水の色がエメラルドグリーンです 
 
また別の見晴らしポイント。この写真の左側の滝が、このクルカ国立公園で屈指の名所、「スクラディンスキ・ブク」という大きな滝なのです
  
下におりてきて、スクラディンスキ・ブクを正面側から見たところ。このあと、上の写真に写っている遊歩道を歩いて、滝のすぐそばに行きます。
 
本当にすぐ横を歩けるので、水の迫力も満点です 
 
 行きとは川の対岸側を歩いて、また高台に登っていきます。 
 
展望広場になっていて、絶景が見れます 
 
ウォーキングルートで散策を楽しんだあとは、遊覧船ツアーに参加してみました 実は約4時間の長丁場コース 
船着場まで歩いていきますが、これがまた、意外と時間がかかります。5分で着くよ、と言われたけど、嘘です(笑)もっとかかると思いますので、これから行かれる方、10分歩くつもりでご準備ください 
 
30人程度は参加者がいたかしら 出航です 葦 の林の切れ目を抜けて、クルカ川をさかのぼっていきます 
 
まずは、湖に浮かぶ修道院がある小島、「Visovacヴィソヴァツ」へ向かいます 空はどんより暗いですが、神秘的な雰囲気は醸し出されていますね~
 
上陸して、30分程度の散策。ガイドの方が、ざっくりと説明してくれたあと、博物館と、修道院を見学しました。
 
 
再び船に乗って、出発。・・・雨が降ってきました 
静かな水面を進む船、両岸の岩山の景観など眺めながら、ロシュキ・スラップという滝を目指します。
 
険しく切り立った崖状の岩肌に、ヤギの群れが 
 
岩と緑と水、この景観もなかなか、見事なものです。
 
ロシュキ・スラップ。
 
滝のそばで、もう一度船をおりて、約1時間の休憩時間がありました。
 
本当は、ここで、川の上流に行くと、また段々に連なった滝など見れたようなのですが、、、いかんせん雨。1時間もの休憩、ぶっちゃけ、「迷惑 」でした。。。早々に船に戻って、ついつい、30分くらい、椅子に座って昼寝してしまった二人なのでした

最後は雨に降られちゃったけど、散策は降り出す前にできたし ヴィソヴァツの修道院も綺麗に見えたし ってことで、クルカ国立公園、よかったね~ と、次の目的地に向かった私たち 向かった先は、クルカ川河口に開けた、古い歴史のある町、シベニク。
海岸に近い駐車場に車を停めて、街の散策開始です。まだ雨は降っているけど、そんなに激しくないので、大丈夫 
 
海岸沿いを歩いていくと、「聖ヤコブ大聖堂」が見えてきました なんと世界遺産にも登録されている、シベニクを代表する観光名所です
 
石材のみで建てられており、建築には100年以上を要し、ゴシック様式で建てられていたのが、途中からルネサンス様式へと変更になったという。
 
ぐるりと回ると、広場に。
 
広場側にある入口には、裸体のアダムとイブ像が左右にいます。
 
とりあえず、この時点で16時半過ぎ。街の北の高台にある、「聖ミカエル要塞」に行ってみたかった私。入場17時まで、とガイドブックに書いてあるので、まずはそっちに先に行こう と、内部見学は後回しにして、高台方向に向かいます 
 
坂や階段も沢山ある、狭い路地が迷路のよう でも、とっても、雰囲気が良くて、、、小さな町で、見どころも他の滞在予定としていた町より少ない、という事前の噂だったのですが、この街並みを歩き回るだけでも、時間をかけて楽しむことができると思います 鬼ごっことかしたら、本当に迷子になりそう 小さな小さな路地を抜けたら、カフェがあったり、教会があったり、、、
 
 
なんとか、要塞に到着 ギリギリセーフ、滑り込み 
要塞はけっこう規模が大きく、そして見晴らしが良いです   
 
 オレンジの屋根のシベニクの町が、傾斜面に段々に連なっています。聖ヤコブ大聖堂も見えます 晴れてたら、また真っ青な海と空を背景に、違った雰囲気なんだろうな と思うけれども、このしっとりと落ち着いた雰囲気も、また良しとしましょう  
 
高台からの景色も満喫し、もう一度、聖ヤコブ大聖堂へ
 
洗礼室にある洗礼台。
  
そして、洗礼室の天井の彫刻 レースのように繊細で、その白さが神聖さを表現していて、本当に美しく見事なものでした。
  
この大聖堂の外観で、特徴的なのが、人間の顔の彫刻が71体も装飾として使われていること。この町の、有力者をモデルにしたらしいですが、、、。
  
こうして、クルカ川上流の国立公園と、河口の町を堪能して、満足満足 この日の宿泊地へと移動しました 

この日の宿泊地は、トロギールTrogir。その起源はギリシア時代まで遡る、歴史のある、とても素敵な町。
歴史ある町は、夜の散歩が素敵だ、と、共通認識のある私たち夫婦。夜と昼、両方の顔が見れることって、その町に泊まったからこそ、っていう嬉しさがあります
 
  
 小さな旧市街で、沢山写真を撮ったけど、夜の写真はやはり難しい 魅力が全然、記録されてないわ~ 
宿泊先のオーナーさんが紹介してくれたレストランへ行きました 
 
パンが、炭火で焼いて出てきました これ、凄く香ばしくて、とっても美味しくて、感動 
 
炭火で魚なども焼いています 
 
私たちが頼んだのは、シーフードフライ(小魚、イカ、エビ)
 
スカンピのスペシャルソース
 
ツナのステーキ
 
並べると、壮観 頼みすぎた と思いましたが、、、なにをなにを、結果、完食 (あ、ポテトは残しました、、、)
 
イギリス人夫婦と、ドイツ人のグループが居て、ちょうどドイツ人グループの人たちが、「国際交流してるんだ~」と話しかけてきて、みんなでワイワイ盛り上がって食事しました 私たちの料理が来たとき、最初、フライとエビが運ばれてきて、「君らにそれは多いだろ 」と言っていたドイツ人グループ、、、しかーし、「まだくるよ~ 」と言ってた私たちのところに、ツナステーキが現れて、「衝撃 」という感じでしたが。豪華に、沢山、絶品シーフードで大満足 パンも、エビのソースが本当に美味しくて、パンの香ばしさも相まって、有り得ない量の食事を終えた私たちなのでした 食後に、グラッパを出してくれましたが、私のは甘口で飲みやすいもので、その配慮に改めて感動 安かったし、美味しかったし、本当に最高のお店でした