さてさて、楽しい旅行の2日目は、スロヴェニア 美しい自然が素晴らしいと評判を聞いており、非常に楽しみ 移動しつつ、「ユリアンアルプスの山岳美」を堪能し、「スロヴェニア唯一の世界遺産シュコツィヤン鍾乳洞」を満喫するぞ、と意気込んでおりました

ハルシュタット湖のほとりから、鍾乳洞まで、移動距離は400km弱ですが、スロヴェニア入した後、高速道路を使わずに峠越えをするルートを選んでいるので、見積もり時間は5時間半 鍾乳洞の最終ツアーに間に合うように到着せねば ということで、朝8時には出発です
ドンドコ走って、オーストリアとスロヴェニア国境の間の、長さ8km弱のトンネル入口に到達。山岳地帯なんだなぁ、って思いますわ。
 

スロヴェニアに入って、細い谷に沿って走る道路の両側は、急斜面。その斜面に牧草地と家が張り付くようにたっていて、牛やら羊やらが、たくさんいます。
 
「あの牛、絶対足腰強いよ~」とか、「うっかり転んだら、谷に転がり落ちていくわ!!」とか、ウキウキ助手席ではしゃぎながら、景色堪能の私 緑の草と、針葉樹、そして紅葉した木々とオレンジや焦げ茶の家、牛たちと、本当に絵のような

そうこうしているうちに、Kranjska Gora(クランスカ・ゴラ)という街へ。ここから、ユリアンアルプス最高峰のTrigrav(トリグラフ)山周辺のトリグラフ国立公園を抜けるヴルシッチ峠を超えてドライブを楽しむ計画 この峠は、標高810mのクランスカ・ゴラから、高低差800mもある標高1611m、ユリアンアルプスの山岳美を堪能できる、ということなので「そりゃ、多少時間がかかっても、ぜひここを通らなくちゃ、せっかく車なんだから 」と思った次第でございます この険しい山中のルートは、第一次世界大戦時にロシア人捕虜によって開通されたという歴史があります。
国立公園内に入ってきました、ピシュニツァ川に沿って、ユリアンアルプスに分け入ります 水の透明度と、その色合いに、もう大感動

 あとで「スロヴェニアの6つの街道」について、知ったのですが、このクランスカ・ゴラからヴルシッチ峠を越え、コバリドからノヴァ・ゴリツァへという私たちが通ったルート、『エメラルドの道』と呼ばれていて、エメラルドのように輝く川の美しさを表しているらしい 
紅葉した木々の間を、疾走します
 
険しい岩山の威容が、素晴らしい ただ、標高が上がってきて、霧がかかってきてしまい、背後にもきっとそびえる山々が綺麗に見えないのが残念、、、
 
峠の頂点付近に展望台がありました。遥か下の方に湖があり、2000m越えの山々が周りにそびえているのだけど、やや霧がかって、写真だとより見えにくい 
  
ワインディングを下っていきます。高度が下がると、霧は晴れ、振り返ると、山の姿が。高い所には霞がかかってるね~、と下から見てもわかります 
  
谷を流れる川は、やはりエメラルドのような輝き 本当に吸い込まれそうな透明度と美しい色合いで、心洗われるような気持ちになります 
  
 
 エメラルドの道のドライブを堪能したあとは、高速に乗って、本日の2つめのメインイベント、「シュコツィヤン鍾乳洞」を目指します。15時半のツアーに、と思って参りましたが、予定通り、15時前には到着できて、一安心
 
ツアーが始まりました、まずは、地上を鍾乳洞のツアーコース入口まで歩きますが、思ったより距離があり。坂道をどんどん下っていきます。
  
入口に到着です。英語説明のグループと、ドイツ語・イタリア語説明のグループにここで分かれました。
 
以降、写真撮影の禁止が厳しく言い渡され、内部の写真はありません。これまでの「海外での撮影禁止」、そうはいっても必ず撮る人が居て、なんでなの、と歯がゆい思いをすることが多いのですが、ここは本当に、ガイドさんが厳しく何度も注意して、なんだかスッキリ(笑) 禁止されてたり、写真撮影にお金を払う場合など、こちらが払って撮ってるのに、明らかに未払いでこっそり撮る人とか居て、腑に落ちないことが多かったので。地下なのに、すごい谷とか、広間のような大空間などもあって、そのスケールは素晴らしいものでした。
出口のところで、撮影許可が出て撮った、外に出るところの写真 
  
出たところは、高い崖に囲まれた半筒丈の空間。崖沿いを、反対側に開いている洞窟に向かって歩きます。下は、振り返って撮った写真。大きくポッカリ穴を開けているのが、出てきた洞窟です。
  
反対側にたどり着いて、その中から撮った写真。
  
このあと、岩の中を通って外に出て、モノレールのようなものでツアー開始地点の近くまで、登って戻りました。
その先、景観がよい場所がある、という表示があったので、行ってみました。石灰岩の崖に、口を開く洞窟、谷を流れる滝と川、そして崖の上にはお城が。来てよかったと思わせられる絶景、そしてこのスケールの中に、あの大洞窟が広がっているんだなぁ、、、
  

さて、その後は宿泊予定地に向けて、ひた走りました クロアチアに入って、イストラ半島の西岸のリゾート地、ポレチュに無事に到着~ 夕食は、ホテルの方に聞いたおすすめの海辺のレストランにて  
   
  
クロアチアのレストランでは、コペルト(テーブルチャージ、パンと軽い前菜が最初に出てくる)が大体入ってました。いきなりこれが、オシャレで美味しかった 手前から、魚のムース、エビをキュウリで巻いたもの、マッシュルームのムースでした。パンが進んでしまいます、、、 
  
二人で冷たい前菜を、1品ずつオーダー。手前は、魚のカルパッチョ。左が白身魚、真ん中はテナガエビ、右がタコのマリネでした。奥は、魚のパンナコッタ、これがまた、、、美味 
  
そして、まずはイストラ半島の海の幸に加え、有名な山の幸トリュフを、ってことで シーフードリゾットとトリュフのフェトチーネ もう、、、文句なし シーフードリゾットは、正に海の旨み凝縮、フェトチーネのソース、トリュフの香りが凄くて、スライスされたトリュフの歯ざわりが、シャクシャクパリパリと、、、 ああ、思い出したらヨダレが出そう 
  
本当に美味しい料理を堪能し、もう大満足、食べ過ぎで苦しいくらいでした。ハウスワインもいただいて、とっても美味しかった 

腹ごなしに、少し街を歩いて ローマ時代からイストラ半島の政治的中心として栄えてきた、古い歴史のある街で、小路を歩くだけでも、物凄く雰囲気が素敵です。夜の街は、本当に中世に迷い込んだような、神秘的な感じ。なので、翌日観光する街も、夜の雰囲気も両方味わいたいものですよね 
  
こうして、大満足の旅の二日目を終えたのでした