楽しい二人旅の二日目は
Salzkammergutの中でも、前日のバスツアーに含まれていない場所なのですが、どうしても行ってみたい
と感じたDachstein連峰周辺へと、レンタカーを借りてドライブすることにしました
Salzkammergutの中でも、Hallstatt-Dachsteinの辺りは文化遺産の中に卓越した自然がある「文化的景観」として世界遺産に登録されているのです
否が応でも期待が高まります
レンタカー会社のオフィスは、ホテルのすぐそば、と、とっても都合がいい
朝8時の開店とほぼ同時に、車の受け取りにいき、さあ、レッツゴー
途中までは前日のバスツアーで通った道を走ります
バスと違って目線が低いので、また見える景色も新鮮
ヴォルフガング湖の脇を走っているとき、あまりの綺麗さに、パーキングスペースに一旦停止して、写真撮影タイム
昨日は、岸にいたのは街の桟橋付近だったので、全く趣も違うし、水の綺麗さが一段と引き立ってて、素敵素敵
デッキチェアで本を読んでる人がいたりして、優雅で時間がたっぷりあるUrlaub(ドイツ語でいうバカンス)~、って感じですね
さてさて、再び車に乗りまして、最初の目的地、ハルシュタットの街につきました
ハルシュタットには、世界最古の塩坑があり、なんと現在も操業中だそうです
下の写真の山に、ケーブルカーのラインが縦に走ってるのがわかりますか
ものすごく急なこのケーブルカーで山に登って、塩坑を見学することができますが。先日、ポーランドのヴィエリチカ塩坑に行ったばかりなので、今回は見学はスキップです。
Hallstatt-Lahnの船着場に来ました
おおおぉ、、、なんて美しい景色なのでしょう・・・
Hallstatt湖は、前日のWolfgang湖よりも、一段と『幽玄』といったような、雰囲気があります。Hお姉さまは、「墨絵っぽい」と表現されてましたが、よくわかる気がします。
このLahnの船着場から、約1時間半の遊覧船が出ていますが、そこまでの時間はないかなぁと。ただ、ほんとにすぐ近くのMarkt広場まで約10分程度になっていたので、その区間だけ乗れるかな
と思って聞いてみるとOK
ほんのちょっとだけ、クルーズ気分を楽しみつつ、湖の上から「世界で一番美しい湖岸の街」と称されるハルシュタットの街を眺めることができました
ダッハシュタインの山々を背景に、湖岸にすぐ迫る絶壁との間にあるハルシュタットの街並みとそれを映す静かな湖面。本当に、最高です
街に上陸
ほとんどがカトリック教徒のオーストリアで、ハルシュタットはプロテスタントが半分近くを占めているそうで、湖岸で目立つ尖塔の教会はプロテスタントのものです。
カトリック教会は、すぐ側の山肌に建っています。登っていってみました。
教会の横は墓地になっていてます。
墓地から眺める湖は、また美しいです
墓地の奥には、納骨堂が。
土地の狭いハルシュタットでは、墓地も十分な面積が取れないため、埋葬して10-20年経ったら、掘り出して太陽に晒したあと(現在は薬品処理もするとのこと)、遺骨を納骨堂に納め、次の遺体を埋めるという風習だったそうです。
納骨堂の中には、約1000体の頭蓋骨が並んでいます。現在では、火葬も一般的になってきて、納骨堂への納骨のためには遺書に明記することが必要だそうです。
頭蓋骨には、花や葉、十字架などの絵が描かれていて、それぞれの絵には意味があるようです(日本語の説明文を貸してくれました)。
教会の入口です。
教会の内部
教会を出て、マルクト広場へ。オーストリア屈指の美しい広場と言われているそうです。
湖岸の道を歩くと、あっという間に街を抜けて、最初に船に乗ったHallstatt-Lahnに到着。行きは船、帰りは徒歩散策、ばっちりのパターンでしたね
さて、ハルシュタットをあとにして、続いてはGosau湖へ向かいます
ここも、世界遺産の指定範囲内で、湖水地域の最高所にある湖です。
湖の前まで来たとき、あまりの美しさに圧倒されました
静かな湖面、正面には氷河を抱くDachsteinの主峰がはるかにそびえ、右側には特徴的な峰形でそそり立つ岩山Gosaukammが。
湖畔に建つ、ホテル&レストランでランチを取ることにしていました
湖水地帯の名物、マス料理を食べるぞ
と決めていたので、迷わずそれをオーダー
ビネガー風味のポテトサラダが下にひいてある、さっぱり料理でとっても美味しかった
それから、ゴーザウカムバーンというロープウエイでZwieselalmに登りました
かなり急な角度でぐんぐん上に上がっていきます。
山頂駅付近からの眺めは、まさに絶景
二人で、「本当に来てよかったね、最高だね
」と口々に言わずにはおられない、とても素敵な眺めで、バスツアーだけでなく、レンタカーでこちらまでくることにして本当に良かった
山頂付近のハイキングコースも少しばかり歩いてみました
牛のカウベルの音も軽やかに、はるかに続く山並みの美しいこと
再び、ロープウエイで下におりまして、ゴーザウ湖の周辺を少しばかり散策です。もう、言い表せなくてもどかしいのですが、エメラルドグリーンの湖の色も、ゴーザウ湖は圧倒的に美しかった
険しい山々に囲まれた深緑の湖、静謐で荘厳な雰囲気さえ漂う、とにかく圧倒的な美しさは、見飽きることが有り得ないと断言できます
本当に、ここの美しさは素晴らしかったです。心から、来てよかったです
事前調査(って、ネットで色々見ただけだけど(笑))で、Krippensteinと比較して、こちらを選んだけど、絶対正解だった、と確信できる感動がありました
さて、少し余裕を持ってSalzburgの街に帰りましょう
レンタカーを返却して、旧市街に。絶対に行っておくべきと考えていた、ホーエンザルツブルク城塞の見学をこの日のうちにしておきましょう
丘の上に建つ城塞は、Salzburg市のいたるところから見えて、まさにシンボルとも言うべき存在感です。
ケーブルカーで急斜面を登り、城砦内に入ります。
見下ろす旧市街の街並み
要塞ですね、大砲などもありました。
内部の展示(武器や拷問道具その他など)を見学し、中庭などを眺めて、城塞見学終了。おりしも雨がぱらつき出して、ケーブルカーで下に降りて、腹ごしらえをすることに
どうしても食べてみたかった、『Balkan Grill Walter』のBosna(ホットドック)
この時点で18時くらいだったのですが、このあと、19時半から予定があるのでレストランも時間的に微妙だし、朝からの長丁場でちょっと疲れたし、何か食べて元気を出すのにうってつけ
これが、パセリと玉ねぎ、カレーパウダーとマスタードの入ったボナス
とっても美味しかった、人気があるのがよくわかります

この時、時間がもう微妙だったのと、天気も悪かったこともあり、たまたま空いていましたが、翌日は大行列だったし、この近くを歩くと、たくさんの人が頬張りながら歩いてましたよ
おすすめです
そして、お腹を満たしたけれど、時間までちょっとお茶でもしながら休みましょう、ということで、カフェ「Classic」に。Mozalt-Wohnhausの1階にあるカフェです。静かで、雰囲気が良くて、とっても落ち着いてお茶ができました
Hお姉さまは、Mozartmelange(モーツァルトメランジェ: 生クリームとピスタチオがトッビングしてあるミルクコーヒーに、モーツァルトクーゲルン付き)を。私は、はい、せっかくなのでケーキを食べちゃいました
いいんです、晩ご飯がBosnaだから・・・ってことで
モーツァルトトルテという、まさに
なケーキとコーヒー、美味しかった
カフェでお茶してて正解でした、この間、少し激しく降ってました~
19時過ぎに、カフェを出て『マリオネット劇場』へ
カフェClassicは、すぐ近くだったので、ちょうど良かったのです
ザルツブルク音楽祭は、さすがに急にチケット取るのも大変だろうし、なんたって正装して気張っていかなくちゃいけませんからね
でも、せっかく音楽の街ザルツブルクにくるのだし、、、ってことで、マリオネット劇を観よう、ってことにしてたのです。
演目はモーツァルトの『魔笛』
お席は、前から2列目(最前列は空けてあったので、実質最前列)の真ん中で、ガッツリ集中して観劇できました
最初に登場した時は、人形も小さく見えて、やっぱり子供騙しチックかなぁ、、、とか思ったのですが、見ているうちに引き込まれて、人形もだんだん、等身大に見えてくるし
その首のちょっとした動きや手足の動きとかが、オペラの歌にぴったり合って、だんだん、「あれ
人間
」とか思えてきてしまう不思議
やはり、プロの仕事なんだなぁと感心しました。観劇することができて、良かったです
ザルツカンマーグートの文化的景観のドライブ観光で感動し、ホーエンザルツブルク城塞を見学し、最後にはマリオネット劇場での観劇と、盛りだくさんの二日目、充実の大満足で終えたのでした
本当に楽しかったなぁ~
Salzkammergutの中でも、前日のバスツアーに含まれていない場所なのですが、どうしても行ってみたい
と感じたDachstein連峰周辺へと、レンタカーを借りてドライブすることにしました
Salzkammergutの中でも、Hallstatt-Dachsteinの辺りは文化遺産の中に卓越した自然がある「文化的景観」として世界遺産に登録されているのです
否が応でも期待が高まります
レンタカー会社のオフィスは、ホテルのすぐそば、と、とっても都合がいい
朝8時の開店とほぼ同時に、車の受け取りにいき、さあ、レッツゴー
途中までは前日のバスツアーで通った道を走ります
バスと違って目線が低いので、また見える景色も新鮮
ヴォルフガング湖の脇を走っているとき、あまりの綺麗さに、パーキングスペースに一旦停止して、写真撮影タイム
昨日は、岸にいたのは街の桟橋付近だったので、全く趣も違うし、水の綺麗さが一段と引き立ってて、素敵素敵
デッキチェアで本を読んでる人がいたりして、優雅で時間がたっぷりあるUrlaub(ドイツ語でいうバカンス)~、って感じですね
さてさて、再び車に乗りまして、最初の目的地、ハルシュタットの街につきました
ハルシュタットには、世界最古の塩坑があり、なんと現在も操業中だそうです
下の写真の山に、ケーブルカーのラインが縦に走ってるのがわかりますか
ものすごく急なこのケーブルカーで山に登って、塩坑を見学することができますが。先日、ポーランドのヴィエリチカ塩坑に行ったばかりなので、今回は見学はスキップです。
Hallstatt-Lahnの船着場に来ました
おおおぉ、、、なんて美しい景色なのでしょう・・・Hallstatt湖は、前日のWolfgang湖よりも、一段と『幽玄』といったような、雰囲気があります。Hお姉さまは、「墨絵っぽい」と表現されてましたが、よくわかる気がします。
このLahnの船着場から、約1時間半の遊覧船が出ていますが、そこまでの時間はないかなぁと。ただ、ほんとにすぐ近くのMarkt広場まで約10分程度になっていたので、その区間だけ乗れるかな
と思って聞いてみるとOK
ほんのちょっとだけ、クルーズ気分を楽しみつつ、湖の上から「世界で一番美しい湖岸の街」と称されるハルシュタットの街を眺めることができました
ダッハシュタインの山々を背景に、湖岸にすぐ迫る絶壁との間にあるハルシュタットの街並みとそれを映す静かな湖面。本当に、最高です
街に上陸
ほとんどがカトリック教徒のオーストリアで、ハルシュタットはプロテスタントが半分近くを占めているそうで、湖岸で目立つ尖塔の教会はプロテスタントのものです。
カトリック教会は、すぐ側の山肌に建っています。登っていってみました。
教会の横は墓地になっていてます。
墓地から眺める湖は、また美しいです
墓地の奥には、納骨堂が。
土地の狭いハルシュタットでは、墓地も十分な面積が取れないため、埋葬して10-20年経ったら、掘り出して太陽に晒したあと(現在は薬品処理もするとのこと)、遺骨を納骨堂に納め、次の遺体を埋めるという風習だったそうです。
納骨堂の中には、約1000体の頭蓋骨が並んでいます。現在では、火葬も一般的になってきて、納骨堂への納骨のためには遺書に明記することが必要だそうです。
頭蓋骨には、花や葉、十字架などの絵が描かれていて、それぞれの絵には意味があるようです(日本語の説明文を貸してくれました)。
教会の入口です。
教会の内部
教会を出て、マルクト広場へ。オーストリア屈指の美しい広場と言われているそうです。
湖岸の道を歩くと、あっという間に街を抜けて、最初に船に乗ったHallstatt-Lahnに到着。行きは船、帰りは徒歩散策、ばっちりのパターンでしたね
さて、ハルシュタットをあとにして、続いてはGosau湖へ向かいます
ここも、世界遺産の指定範囲内で、湖水地域の最高所にある湖です。湖の前まで来たとき、あまりの美しさに圧倒されました
静かな湖面、正面には氷河を抱くDachsteinの主峰がはるかにそびえ、右側には特徴的な峰形でそそり立つ岩山Gosaukammが。
湖畔に建つ、ホテル&レストランでランチを取ることにしていました
湖水地帯の名物、マス料理を食べるぞ
と決めていたので、迷わずそれをオーダー
ビネガー風味のポテトサラダが下にひいてある、さっぱり料理でとっても美味しかった
それから、ゴーザウカムバーンというロープウエイでZwieselalmに登りました
かなり急な角度でぐんぐん上に上がっていきます。
山頂駅付近からの眺めは、まさに絶景
二人で、「本当に来てよかったね、最高だね
」と口々に言わずにはおられない、とても素敵な眺めで、バスツアーだけでなく、レンタカーでこちらまでくることにして本当に良かった
山頂付近のハイキングコースも少しばかり歩いてみました
牛のカウベルの音も軽やかに、はるかに続く山並みの美しいこと
再び、ロープウエイで下におりまして、ゴーザウ湖の周辺を少しばかり散策です。もう、言い表せなくてもどかしいのですが、エメラルドグリーンの湖の色も、ゴーザウ湖は圧倒的に美しかった
険しい山々に囲まれた深緑の湖、静謐で荘厳な雰囲気さえ漂う、とにかく圧倒的な美しさは、見飽きることが有り得ないと断言できます
本当に、ここの美しさは素晴らしかったです。心から、来てよかったです
事前調査(って、ネットで色々見ただけだけど(笑))で、Krippensteinと比較して、こちらを選んだけど、絶対正解だった、と確信できる感動がありました
さて、少し余裕を持ってSalzburgの街に帰りましょう
レンタカーを返却して、旧市街に。絶対に行っておくべきと考えていた、ホーエンザルツブルク城塞の見学をこの日のうちにしておきましょう
丘の上に建つ城塞は、Salzburg市のいたるところから見えて、まさにシンボルとも言うべき存在感です。
ケーブルカーで急斜面を登り、城砦内に入ります。
見下ろす旧市街の街並み
要塞ですね、大砲などもありました。
内部の展示(武器や拷問道具その他など)を見学し、中庭などを眺めて、城塞見学終了。おりしも雨がぱらつき出して、ケーブルカーで下に降りて、腹ごしらえをすることに
どうしても食べてみたかった、『Balkan Grill Walter』のBosna(ホットドック)
この時点で18時くらいだったのですが、このあと、19時半から予定があるのでレストランも時間的に微妙だし、朝からの長丁場でちょっと疲れたし、何か食べて元気を出すのにうってつけ
これが、パセリと玉ねぎ、カレーパウダーとマスタードの入ったボナス
とっても美味しかった、人気があるのがよくわかります

この時、時間がもう微妙だったのと、天気も悪かったこともあり、たまたま空いていましたが、翌日は大行列だったし、この近くを歩くと、たくさんの人が頬張りながら歩いてましたよ
おすすめです
そして、お腹を満たしたけれど、時間までちょっとお茶でもしながら休みましょう、ということで、カフェ「Classic」に。Mozalt-Wohnhausの1階にあるカフェです。静かで、雰囲気が良くて、とっても落ち着いてお茶ができました
Hお姉さまは、Mozartmelange(モーツァルトメランジェ: 生クリームとピスタチオがトッビングしてあるミルクコーヒーに、モーツァルトクーゲルン付き)を。私は、はい、せっかくなのでケーキを食べちゃいました
いいんです、晩ご飯がBosnaだから・・・ってことで
モーツァルトトルテという、まさに
なケーキとコーヒー、美味しかった
カフェでお茶してて正解でした、この間、少し激しく降ってました~
19時過ぎに、カフェを出て『マリオネット劇場』へ
カフェClassicは、すぐ近くだったので、ちょうど良かったのです
ザルツブルク音楽祭は、さすがに急にチケット取るのも大変だろうし、なんたって正装して気張っていかなくちゃいけませんからね
でも、せっかく音楽の街ザルツブルクにくるのだし、、、ってことで、マリオネット劇を観よう、ってことにしてたのです。
演目はモーツァルトの『魔笛』
お席は、前から2列目(最前列は空けてあったので、実質最前列)の真ん中で、ガッツリ集中して観劇できました
最初に登場した時は、人形も小さく見えて、やっぱり子供騙しチックかなぁ、、、とか思ったのですが、見ているうちに引き込まれて、人形もだんだん、等身大に見えてくるし
その首のちょっとした動きや手足の動きとかが、オペラの歌にぴったり合って、だんだん、「あれ
人間
」とか思えてきてしまう不思議
やはり、プロの仕事なんだなぁと感心しました。観劇することができて、良かったです
ザルツカンマーグートの文化的景観のドライブ観光で感動し、ホーエンザルツブルク城塞を見学し、最後にはマリオネット劇場での観劇と、盛りだくさんの二日目、充実の大満足で終えたのでした
本当に楽しかったなぁ~