水増し?―いい加減な中国のGDP成長率 | 21世紀は日本の時代~精神的主柱を確立し自由の大国へ

水増し?―いい加減な中国のGDP成長率

7月31日付の中国夕刊紙、法制晩報は、すでに上半期(1~6月)の域内総生産(GDP)を公表した中国の直轄市・省・自治区計29地区のうち、28地区のGDP成長率が全国の成長率を上回っていると報じた

多くの地方で成長率が国全体の数字を上回る状態が続いており、今回も地方政府が業績誇示の為に「水増し」した可能性が指摘されているとしている

同紙によると、GDP未発表の上海市と貴州省を除く29地区のうち最も成長率が高かった海南省の前年同期比19.4%を筆頭に28地区が全国の成長率(11.1%)を上回り、下回ったのは新彊ウイグル自治区(10.7%)だけだった

29地区のGDPの合計だけで18兆元(約230兆円)あまりとなり、全国の17兆2840億円を大幅に上回っているという


中国の統計数値は、政府や自治体の都合でいかようにも変わるということだろうか?

他の国でも大なり小なり調整も含めて、あるとは思うけれども

あまりにも異常であるし、度が過ぎていて空いた口が塞がらない


中央の計画通りに経済が進んでいるように見せる為にGDP成長率をつり上げている―というのであれば、見過ごせない

もし、中国共産党政府や地方政府が"世界の工場"として外資を呼び込む為に"嘘"のGDP成長率を発表しているとすれば

それは明らかな、国家レベルでの"詐欺行為"に他ならない

米国に対する人民元のレ-トの固定と同じように、それが自国の"経済政策"だというのであれば許されないことである


そもそも、中国の改革解放政策は人民を豊かにし、自由の幅を拡げるために施行されているものではない

その真の目的は、中国共産党が世界の覇権を握る(武力侵攻する)為に必要な強大な軍事力を得る為に必要な資金を稼ぎ、調達する為のものであって

民主化でもないし、人民の為でもない


今また、資源外交等で事実上の植民地をアフリカなどにつくり始めている状態だ


軍事的野心を秘めた偽りの経済成長に決して騙されてはいけない


目先の利益にとらわれて、覇権主義に加担する財界人

我が国を中国の腰巾着にしようとする売国政治家達には常に目を光らせておくことが必要だ


日本は、経済的に中国に抜かれる程には腑抜けてはいないし

むしろ、中国がこれからモデルにすべき国家は日本しかないのは間違いない


米国ではすでに、オバマ政権下で"米国の日本化"が始まっているのだからこの流れは止まらないだろう