晩御飯を食べ終えると

妻は言いました。


「ちょっと、見てもらいたいものが

あるんだけど。」


私は、一瞬、思いました。

(離婚届か?)




妻は話し続けます。


「私、体がおかしいんだよ。」


想像します。

(どこか具合悪いのか?)




妻は言いました。


「片方の耳が聞こえないんだよ。」


「それでさ、

◯◯に見てもらったらさ、」


(◯◯には、娘の名前が入ります。)


「詰まってるって言うんだよ。」


「んで、

取ってもらったんだけどさ・・」



ちょっと間があって


「その時の耳クソ、

とってあるんだよ。」


娘と私は

声を揃えて言いました。


「汚いなぁ。」





妻は言います。


「見たい?」



私は答えます。


「いや、別に見たくないんだけど。」


妻は見て欲しそうにしています。


「まぁ、

どうしても見て欲しいんだったら

見てもいいよ。」





ここまで、

長々と引っ張りましたが

いよいよ

妻の耳クソの登場です。


(食事中の人は、

食べ終えてから見て下さい。)






拡大してみましょう。


大きさ1cmの

巨大耳クソ


娘は、

この巨大耳クソを取り出した時、

大笑いして、涙を流したそうです。




妻は

不思議な事を言います。


「なんか、キレイじゃない?」


この耳クソを取り出した

娘が1言。


「カッサカサだよ。」


私も言います。


「確かに。うるおいがないね。」



妻は不満そうです。


「え〜、だって無臭だよ。」


妻は

私と娘の耳かきをしてくれます。

私と娘の耳クソは

グジョグジョしてるけど

自分のは、サラッとしていて

キレイなんだそうです。



まぁ、

どうでもいい

話なんだけど。






とりあえず、

妻の耳が、

良く聞こえるようになったので

良かった事にしときましょ。