「生きたほうがいいのか」と
「死んだほうがいいのか」を問うってことは、
自分の中にある仮想された外的な判断に照らし合わせて、自分自身の価値があるかないかを問うということ。
あなたが私にくれた
とてつもなく大きな劣等感を
私は今でも大切に
胸に抱えています

四度目のドライブ。いやらしい行為には及ばないという約束でラブホテルに入った。そこで彼が大きな袋をベッドの上にトンと置いた。

「なに?」

「見たい?」

質問に質問で返される。頷きながら袋の中をそっと覗いてみた。袋の中にまた袋が入っている。首を傾げて彼のほうを見つめると、彼は袋の中身をベッドの上に勢いよく出した。

「!!!」

中から出てきたものは、ロープに蝋燭、そして巨大なシリンダー。その他色々。呆然とその道具達を見つめていると、彼はベッドに腰掛けて「前の人と使ってたもの」と言った。そういえば、前に付き合っていた人はそういうのが好きな人だったと聞いていた。でもこんな本格的な道具まで使っていたなんて知らなかった。

私は恥ずかしさと困惑を隠すように「すごいねー」と道具を色々な角度から見ながら笑っていた。彼も笑う、なにも言わずに。