2歳半になる息子がぬいぐるみを手放さない。
男の子にとってこういうぬいぐるみというのは、自分の痛みをやわらげてくれる分身なんだろう。
息子はアライグマのぬいぐるみがお気に入りだが。わたしはたしかクマのぬいぐるみだった。
わたしも長じてはもちろんクマのぬいぐるみは手放すことができたが、20歳のころたばこを始めた。
大学生のときだ。
そのころを振り返ってみると随分めぐまれなかったもんだ。実質どうだったのかは判断は分かれるんだろうが、本人は恵まれないと感じて世界を憎んでいた。そこらじゅうにやつあたりしたい気分で過ごしていた。夢とか希望とかそんなもんはなかった。ただだらだらぐすぐずと生きていた。それでよかった。だれかに愛されたいとも思っていなかった。あったのは性欲だけかもしれない。
たばこはそんなわたしを慰めてくれた。これは確かだ。
いろいろな説があるが、たばこもお酒も原理はオッパイだという。母親のおっぱいだ。
ちのみごが少々ぐずっても母親の乳首を含ませると安心する。そこに原点があるという。
ちょっとぐらい当たっているんじゃないかと思う。
多少の痛み、不満、悲しみをタバコは紛らわしてくれる。それは確かなことだ。
しかし、吸いすぎはよくない。
どうもわたしは吸いすぎらしい。
いよいよ決別の時がやってきたようだ。
まずは減らすことを目標にしよう。
一時間に一本を実行してみた。
今日は二時間に一本にする。
明日は食後だけにしようと思う。
そこから様子をみるかと思う。
心の健康肉体の健康。バランスが大事だ。
