前の記事では、
わたしがパニック障害を発症した経緯を書きました。
肝心の治った方法を教えてくれよ！って感じだと思います。
お待たせしました。
この記事では具体的に、わたしがどうやってパニック障害を克服したのかをお伝えします。
わたしのパニック障害を治す最初のきっかけになったのは離婚をしたことです。
それまですべて環境や人のせいにしたり甘えて生きていたので、離婚して子ども2人をひとりで育てなければいけない状況になり、初めて自立をしたような気がします。
仕事を始めたので、生活リズムも規則正しくなったのもよかったのかもしれません。
最初の1年不安はあったけど、だんだん発作も減っていっていた中、新たな楽しみを見つけました。
それは、自転車。
それもただの自転車ではなく、マウンテンバイク。
わたしは元々これといった趣味がなく
シングルマザーになっても人に依存してしまう傾向がありました。
まずはこれを変えたい、と考えました。
「そうだ！登山をはじめよう！」
と思いつき仲間を探していると
たまたまmixiのコミュニティで出逢ったファミリーが、すごく近くに住んでいて意気投合。
頻繁にそこで集まる仲間ができた。
その仲間でマウンテンバイクに乗って遊ぶということになり連れて行ってもらったら、楽しくて楽しくてすっかり虜になってしまいました。
その仲間が出場することになった、春と秋の2シーズン開催される、セルフディスカバリーアドベンチャーという大会がありました。
スタートとゴールまでのサポートに行くうちに、自分も出場してみたくなり、チャレンジしたのが2013年5月と2014年5月の2回。
セルフディスカバリーアドベンチャーというだけあって、林道をひたすらマウンテンバイクで進む競技で、20kmの山道を自分ひとりで頑張るしかない。
救急車が入れる道もほぼないため、泣いても喚いても、前に進むか来た道を戻るか…。
誰かに助けてと言ったところで、誰も助けてはくれない。
本気でタイムトライアルをしている方々は、自転車2台がギリギリ通れるような狭い道でも、ものすごいスピードで追い越していく。
安い自転車に軽い装備でノロノロと進むわたしなんて眼中にもなかったと思う。
100kmの部のレースに出場する本気の方々のバイク。
レースがスタートすると、すぐに過呼吸のようになった。
不安でたまらない。
どんどん抜かされてひとりぼっちになってしまう。
仲間は42kmの部に出場していたため
20kmの部のスタートは知らない人たちの中にわたしひとり。
何も考えず、自転車に乗るのは楽しい。
しかし、いざ大会となると
やっぱり出場しなければよかった。
やっぱり戻ろうか。
わたしにはゴールなんてできないんじゃないか。
こんなに辛いのにどうして出場しちゃったんだろう。
・・・・・・
自転車に乗る楽しさよりも
自分の中の不安や恐怖が心を乗っとってしまう。