どんな気持ちで発言したのか、少しでも理解しようと各方面の記事を読みましたが、大局的に言うと、「大切なペナントレースの試合を引退試合にするのはどうなのか?」という事が根底にあるみたいですね。
しかし、今回の日本でのメジャー開幕戦は、昨年秋の日米野球開催と共に、去年の5月にはもう既に決定していた事で、マリナーズ側もイチローの母国で花道を作ろうとしたのは誰が考えてもわかる事だと思います。事実、イチローは去年の5月頃には一線から引くことになりフロント契約をしています。しかしずっと普段と変わらぬ練習をしていたのですから、この開幕戦に向けて準備をしていたと考えれば頷けることです。
メジャーという組織は、選手の扱いなどとてもドライに捉えられがちですが、裏を返せば偉大な選手には最大の敬意を払うということを決して忘れません。毎年、42の背番号を全選手が付けて"アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソン"を称える日を設けているのもその一つです。「ペナントレースの1試合」がその年の最後に優勝を左右する1試合になることは確かにあります。しかし、今回、マリナーズは幸運にも2連勝して終わりましたが、もし2連敗していたとして、「あの2連敗が無かったら?」と、記者にマイクを向けられた時、果たしてメジャーの選手はこう言うでしょうか?「あの東京での試合が無かったら優勝していた」と...。いや、「そのあと俺たちが勝てなかったのが悪いんだ」と言うに違いありません。
ペナントレースの1試合を使ってまで偉大な選手に心からのリスペクトを示すことはとても素晴らしいことです。そしてそんな事をしてもらえる選手はほんの一握りの選手だけであるということを考えれば、イチローが客寄せパンダでは無いことくらい考えればわかることです。
一言で言うと、ダンカンさん、「あんた、物の見方が小さすぎるわ」って事ですね。
阪神ファンが未だに巨人を嫌いな理由の多くに「江川問題」を持ち出すのが了見の狭さを感じさせる、そんなダンカンさんの発言でしたね。
悲しい悲しい...⤵️⤵️⤵️