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あいつが同行してくれるというので、最も有名な寺院であろう暁の寺へ。


予備知識無く訪れたにも関わらず、目の当たりにした巨大な建築物は神々しく、圧倒された俺が最初にした事は、ただ呆然と見上げるだけ。

とりあえず登るか。
あいつを促す。

あたしは、いいから。
下から写真撮ってあげる。


おい一緒に来た意味無えだろが。

まあ無理強いをして従う女で無い事は俺が、いちばんよく知っている。
後の予定も詰まっているので、サクサク行って帰って来るか。

細く長く急な勾配の階段を登る。息が切れる。階段で。
あいつが拒否った理由が解った。


しかし、そこから肉眼で見る風景は、写真や動画では代替出来ない。
名所には名所になるだけの理由が有るようだ。

三島由紀夫も、そのうち読むよ。

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