見えない世界の真実 新初級編 ⑦ | 見えない世界の真実が此処に®

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見えない世界の真実 新初級編 ⑦

ラーメン屋AJI-YEIさんの変遷。
※架空のラーメン屋さんです。

むかしむかし、あるところにラーメン屋AJI-YEIさんというお店がありました。

現実的な観点から言えば、そのラーメン屋AJI-YEIさんはほとんどのお客様にとって美味い。
店主が腕によりをかけて、味を洗練し、接客も良い方だ。
売り上げも好調で、そろそろお客さんの数に対して店舗が小さくなってきた。
が、見えない世界の観点から、そのお店を訪れたお客さん達が置いていく念や念玉は、さらに霊媒体質の方にはプラスに働いていただろう。
「美味しいよ〜」
「美味い!」
「やみつきになる!」
などの情報をモワッと発っする念玉が多いのだ。
もちろん人によりラーメンに対する好みは様々で、そのラーメンを心から美味いと思う人の数はそんなには多くはないかもしれない。
しかし、10人中7から8人の人は霊媒体質のである。少なからず、「美味い!」をモワッと発する念玉はプラスに働くだろう。

売り上げはさらに好調で、いよいよ大きな店舗へと移ることになった。
「やったどー!大きな店に移るどー!もっとがっぽり儲かるぞ!」
と、ナスDのように店主が言ったかどうかは定かではないが、店主は希望を胸に抱き、新しい店舗へ移動した。

立地も良い。人通りも多い。客席の数も多い。現実的に確かに良い店舗であった。
が、残念ながら見えない世界の観点からは非常に多くのマズい念玉が落ちていた。
この店舗。1年以上続いた事の無い残念な店舗であったのだ。
これまでもある程度美味いと言われるラーメン屋が何店舗も入っては潰れ。入っては潰れとしてきた。

見えない世界の観点から、この店舗がそうなってしまったきっかけは単純だった。

最初に入った店舗が美味くなかったのだ。もちろん出店するほどだからある程度の味であっただろう。だが、普通のちょっと下の味具合で、値段設定が高すぎたのだ。
人とは不思議なもので、値段に対する味にも満足感を抱く。

300円の弁当がある程度美味ければ、「美味い!」となる。
しかし、同じ程度の味のお弁当が2000円だと、「うん?美味いか?まずいだろ!」となるものです。

この、最初に入ったお店はなんとか1年近く粘った。しかし粘ったが為に、
「うん?うまいか?」
「うん?まずいのか?」
「うん?もう2度とこないかも」
「不味い・・・」
「うん?不味いだろ!」
などの情報を発する念玉が山盛り腰の高さくらいまで積もってしまったのだ。
さらに悪い事に、その念が大好きな魔物「不味かろう」が居座ってしまったのだ。

※魔物「不味かろう」
作者であるシックスセンス管理人が勝手にネーミングした魔物。
人が出す想念「うん?不味い」を好んでエネルギー源とする魔族。
属性:水属性で側溝や排水路など汚く臭い水場に生息。
存在格(体格のこと):高さ45センチ。横幅20センチ前後で、伸縮自在。
日本では河童や水神とよばれる存在と同類。お腹が空くとある程度売れているラーメン屋で、店主が霊媒体質である者を呼び寄せる。お腹がいっぱいになると、その店主を追い出すようにしむける。ラーメン屋を経営する人間にとってはとても厄介な存在。
弱点:綺麗な水場と、綺麗好きな店主。
最も苦手な人間:本当に美味いラーメン屋の店主。

と、そんな店に移ってきてしまったラーメン屋AJI-YEIさん。

もともと程よく美味いラーメンを出すお店で、接客も良かった。
「これからがんばるど!」とさらに気合いを入れて、笑顔で接客するも
どうもラーメンを口にしたお客さんの反応が悪い。
もちろん、「やっぱりここのラーメンが一番だね!」と褒めて帰っていく常連さんもいる。
しかし、一見さんがどうもおかしい。
「うん?」という顔をしている。

「なんでだー!?」と店主は叫んだ、はずだ。

「うん?うまいか?」
「うん?まずいのか?」
「うん?もう2度とこないかも」
「不味い・・・」
「うん?不味いだろ!」
などの情報を発する念玉が山盛り腰の高さくらいまで積もってしまった店舗で耐えれたのは4ヶ月であった。

(魔物「不味かろう」はもうお腹がいっぱいになったのだ。静かに眠る為に、またお腹が空くまで眠りに入るのだ。)

ラーメン屋AJI-YEIさんは、他の店舗に映り、再度繁盛したとさ。

見えないせい世界の真実 新初級編⑧に続く