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すべての神様の十月


小路幸也




榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…






軽く読める神様のお気持ちと日常生活って感じかな。きっと神様について誤解してたな〜って思えますよ(あくまでもこの本の設定だが)


そして何よりやっぱり小路幸也さんのあたたかい文体。それから良い男。今回はなんと死神だった!かっこいい!……文章だけなのにかっこ良さが伝わってくるってなんだろう?やはりこれが小路さんの技術なのか。


貧乏神/厄病神/道祖神/九十九神/福の神

みなさんこれらの神様がなんの役割を果たしているかご存知でしたか?恥ずかしながら私は道祖神九十九神は全く知りませんでした。その上九十九神ってなんて読むんだ???きゅうじゅう……?ってくらいでしたからね、ひどい。

「つくもがみ」ですよ(常識)


貧乏神のせいで貧乏なわけじゃない、厄病神のせいで良いことないとか何でもかんでも神様がのせいにしてはいけないのですよ。神も辛いんだから。人間と一緒。


なーんてこの本読んで気がついたけど、やっぱり神様は神様だから色々要求したくなるのが私たち。でもふとした瞬間に、人生の選択機に、きっと然るべき神様が私たちにはついているのではないでしょうか。


ウィスキーかけて死神召喚の流れはおもしろかった!


神様の話だから気軽に人にお勧めできないって思ってる私は考えすぎ??なにも宗教絡んでないけど、気にしない子だったらいいよね!