{2F1DEF7E-3237-417D-8ADE-65906AEC332E}

世界地図の下書き

朝井リョウ





両親を事故で亡くした小学生の太輔は「青葉おひさまの家」で暮らしはじめる。心を閉ざしていた太輔だが、仲間たちとの日々で、次第に心を開いてゆく。中でも高校生の佐緒里は、みんなのお姉さんのような存在。卒業とともに施設を出る彼女のため、子どもたちはある計画を立てる…。子どもたちが立ち向かうそれぞれの現実と、その先にある一握りの希望とは。






涙出てくる。

知らない世界だからこそ余計に想像しちゃうもん…

表向きの題材としては、児童施設、家族、いじめ…。あとは盗難、同性愛、年の差愛があるって感じかな。


私の好きなシーンランキングベスト3(^O^)


第3位:麻利が雨の中帰宅

まさかの誕生日に貰った靴も履いてない中、真っ先に夕食のドライカレーを心配する彼女。辛いのに!!!いじめられてる事を絶対に認めない彼女。小さい子がどうしてここまで強くなれるんだよ………泣いていいのに…。


第2位:みこちゃんが学校の先生を説得

悪さをした施設の生徒を叱りに来た先生だったが、蛍祭りの復活を許可する形に。みこちゃんは誰かから何かを奪ってはいけない事を人一倍知ってる施設の子たちのために援護。真の目的を知らずになんて理解力のある大人なんだ………これが信頼関係…。


第1位:太輔自分の気持ちに気がつく

ランタン飛ばしを成功させ、各々がこれからの事を決断、報告。離れ離れになるけどその分新しい人に出会える。必ずしも良い人とは限らないけど。逃げる勇気も重要だね。そんな中太輔は男になってるのでは。もうみんな自己犠牲はやめていいんだよ………。



スタジオジブリの方が描かれた表紙の絵がとっても素敵です。