「画家ならば、見ることはできる。
しかし、見抜くことはそれ以上である。」
(エゴン・シーレ)
個人的にはすごく好きな画家なのじゃが、
世間一般にはビミョーな立ち位置のような気がするので、
ちょっとだけ説明しておこう。
彼を語る際、2つのエピソードがよく引き合いに出される。
1906年、彼はウィーン美術アカデミーに合格する。
しかし、同じ年ある青年は不合格になり、後に政治家となる。
1933年、その青年はドイツ首相に就任、翌年「総統」となった。
もう一つは、1907年に28歳年長のグスタフ・クリムトと知りあったことである。
クリムトを「わが師」と仰ぐシーレは、自分の作品集を持ってクリムトを訪れる。
シーレの作品集を見たクリムトは、一言こう言った。
「君はすでに私を超えている」
写真やCGなど、人や物、風景を写し取る機械・技術は、もはや「秒進分歩」である。
しかし現在も絵画が残り、魅力が衰えないのは、
優れた絵画は対象の「本質」を表しているからでもある。
絵画に限らず、上っ面でなく「本質」を表しているもの、理解しているものは
魅力を放ち、淘汰されずに存在し続ける。
儂も自分の仕事を、常にそのような存在にしたいものじゃ。
シーレは、これから成功の階段を上り始める、という1918年、
当時ヨーロッパに蔓延したインフルエンザ(スペイン風邪)にかかり、
28歳の若さで夭折してしまう。
ご存じない方は、ぜひ彼の痛々しいながらも、惹きつけてやまない
「人間」の姿を描いた作品をご覧になって欲しい。
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