「芸術に完成はありえない。

要はどこまで大きく

未完成に終わるかである。」


(奥村土牛[日本画家、1889~1990])



以前書いたピカソの記事 にも似たような言葉があったが、

儂はピカソのやや過激な言葉よりも、奥村氏の奥深い言葉のほうが

好きである。


実際緻密に描き込んだ絵画より、ラフスケッチのように画家のタッチが

生々しく残っている絵画に惹かれる、ということはよくあるであろう。


また奥村氏の言葉は、「芸術そのもの」に完成はない、

とも言っていると思う。


古今東西に様々な芸術様式が生まれ廃れていったが、

どれも「王道」と呼べるものは無い。


過去にそう呼ばれたものもあったが、

逆に現在では批判的に捉えられていることが多い。


奥村氏は自分にもこの言葉を言い聞かせ、

成功してからも驕ることのないよう、己を戒めていたのであろう。

事実、奥村氏の作品は、刷毛で胡粉などを100回とも200回ともいわれる

塗り重ねをし、非常に微妙な色加減が特徴とされる。

(※ウィキペディアより)


その作風からは決して「未完成」と言う言葉は想像できない。


儂も己の仕事を高めつつ、自分を律していきたいものじゃ。




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