いいのかなぁ?とおもいつつ、ネットで拾ってきました。

玉川って、全国に沢山あるんですね。

まあ、名前の由来を見れば安易なので、ありふれた名前なんだと判ります。

そして、私が慣れ親しんでいる、高槻の玉川というのは、

ちょっと、歴史的に名を残しているものの、今では有名所、という訳ではないようです。

どちらかといえば、他府県の方が有名なようです。

でも、今回調べてみるまで、こんなに他府県に名の知られた、玉川が有るとは

知りませんでした。

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

以下の6つは全国にある歌枕に使用される玉川で、会わせて六玉川(むたまがわ)と呼ばれる。

 

☆野路の玉川(のじのたまがわ) : 滋賀県草津市老上町。

  明日もこむ野路の玉川萩こえて(千載)

 

☆野田の玉川(たまがわ): 宮城県多賀城市。

   陸奥(みちのく)の野田の玉川千鳥鳴くなり(新古今)

 

☆調布の玉川(たつくり(てづくり)のたまがわ) : 東京都を流れる多摩川、調布市、 

  田園調布(参考までに、調布とは「租庸調」の「調の麻布」のこと)

   多摩川に曝す手作さらさらに何そこの児のここだ愛しき(東歌)

 

☆井手の玉川(たまがわ): 京都府井手町。

       ぶきの花の露そふ井手の玉川(新古今)

 

☆三島の玉川(たまがわ): 大阪府高槻市。

       卯の花咲ける玉川の里(後拾遺)

 

☆高野の玉川(たまがわ): 和歌山県高野山。

       高野の奥の玉川の水(風雅)

 

"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%8C%E6%9E%95%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7" より

 

 

 

摂津の玉川

 

松風の 音だに秋は さびしきに 衣うつなり 玉川の里         


 源俊頼『千戴和歌集』巻六より

 

 玉川の里にたつ松尾芭蕉の句碑 
 
 高槻市玉川二丁目にある「玉川の里」は市内の南部、そこに咲く「うのはな」は、

平安時代から古歌の歌枕として知られ、江戸時代にも俳句や川柳の題材にもなりました。

 古くから詩歌などにうたわれた景勝地として、全国に6ヶ所の玉川(六玉川)があり、

高槻の玉川は、山城国、近江国などの玉川とともに、「摂津国三島の玉川」として

六玉川のひとつに数えられていました。

それらは、地域ごとに、それぞれ詩歌に詠み込まれている風物が決まっていて、

山城国井手は山吹、近江国野路は萩、武蔵国調布は晒布(さらしぬの)、陸前国野田は千鳥、

紀伊国高野は旅人または氷で、摂津国三島は「うのはな」とされています。
 
 三島の玉川は、別名「砧(きぬた)の玉川」と呼ばれています。

「砧」とは布などを木づちで叩いて柔らかくするときなどに使う台のことで、

川を描いた浮世絵には、河畔で砧をうつ人物が描かれたものがあります。

「うのはな」の和名は「ウツギ」といいます。つまり、「砧」は「打つ木(ウツギ)」で、

「うのはな」とつながるのです。

 初夏の玉川を詠んだ和歌・俳句には、「うのはな」が多く登場します。
 

うのはなや暗き柳のおよびごし

 これは元禄7年(1694)の夏、松尾芭蕉が伊賀上野(現伊賀市)に帰郷し、

大坂や京に頻繁に出入りしていた頃に詠んだ句で、

現在、玉川の里にはこの句碑がたてられています。

 今も、夏が訪れる度に玉川の里は一面の「うのはな」におおわれ、

白い可憐な花が私たちを和歌や俳句に詠まれた頃の玉川に誘ってくれます。

 昭和42年(1967)、市民の花に「うのはな」が選ばれました。 
 http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi/daiou/33.html 

 

 

芭蕉の句碑


高槻市玉川2丁目にある玉川の里にある芭蕉の句碑。
『卯の花や 暗き柳の およびごし』の碑が建てられている。

裏面に「天保十四年卯中秋都春造」とあり、
1843年(天保14年)芭蕉の150回忌に、都春という人により建てられている。

 

 玉川の里は「歌枕の里」として古くから多くの和歌に詠まれてきた場所で、

「卯の花」や月の名所として知られている。
 しかし、周辺は住宅街になっており、その面影は希薄である。

川沿いの1部分だけが遊歩道など整備されている。

 

http://www12.plala.or.jp/HOUJI/shiseki/newpage498.htm

 

 

玉川の里

 

 卯の花と名月が名物の摂津玉川


日本には6つの玉川があると言われ、

昔摂津の玉川は水量が豊かで川辺には波が打ち寄せていました。

このあたりには沼地も多く、二重に写る月がとても美しかったなどの言い伝えがあります。

その美しさは平安時代から多くの歌集の歌枕に使われています。

またこのあたりは卯の花や月の名所として名高く、

古歌に「卯の花の玉川」とあるのはこの地のことです。

 玉川橋あたりにたたずむと月が流水に映り11カ国の山々が見えた

などと言い伝えられています。

昭和42年には、多くの古歌によまれているこの卯の花が

高槻市の市民の花として指定されました。

今では川に沿って桜の木が植えられ4月ごろに桜、

5~6月は卯の花、そして冬でも川で泳いでいる幾多の冬鳥を観察することができ、

川辺で散策する人たちを楽しませてくれます。


http://www.city.takatsuki.osaka.jp/new/syoko/html/travel0019.html#4

 

 

 

 

 

「摂津の玉川」のページに載っていた写真

芭蕉の句碑

 


 

 

学 名 Deutzia crenata
科 名 ユキノシタ科 ウツギ属
花 期 5月
花言葉 深い思いやり
別 名 ウノハナ(卯の花)
  
撮 影 神戸市立森林公園
   
 メ モ  幹が中空になることからウツギ(空木)の名があります。 

日本には古くから自生しており、万葉集にはこの花を歌ったものが多く(24首)あります。
ウツギにはアベリアに代表されるスイカズラ科のものと、ウツギに代表されるユキノシタ科の、

サラサウツギ、ヤエザキヒメウツギ、シロバナヤエウツギ、ヒメウツギ、等があります。

 

http://members11.tsukaeru.net/t-nii/natu/utsugi/utsugi/utsugi00.html