「ちょっと!先に入らないでよ。
邪魔なんだけどっ!!」
私が真っ裸で、急いで浴室に駆け込むと、
丸顔でいつも仏頂面の「お兄ちゃん」が
真っ裸でシャワーの水温を確認している。
「…わかった」
と、シャワーヘッドを壁にかけるフリをして
また外す「お兄ちゃん」。
狭い風呂場で体が触れ合いそうになりながら
喧嘩をするのは、いつものことだ。
筋肉質でもなく、余分なぜい肉が
付いてるわけでもない、
真っ白い体。
私はどちらかと言うと、色白で豊満かな。
濡れてた体同士が触れ合ったときの
ヌルッとした感覚が
最高に気持ち悪い。
しかも、こんな赤の他人と。
「私、今お風呂入らないとデートに遅れるから!!
まじで出ていって。
てか何でお前と一緒に入らなきゃ行けないの?
キモいわ。
早く出てけっ!」
「………わかった」
私は投げつける様に暴言を吐き続けたが
表情一つ変えない仏頂面で
お風呂場から出ていく「お兄ちゃん」。
一瞬、広角が上がった気もしたけど
気のせいか…
それと入れ違いに「ただいまー」
聞き慣れた、優しい男性の声。
「えっ?」
少しだけ開いたままになった
お風呂場のドアの隙間から見えたのは
少し面長で、キスマイの北川くん似の
スーツを着た男性。
はっ!!
こっちが本物のお兄ちゃん…
さっきの丸顔の人は、
誰…?
キャーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という自分の叫び声で目が覚めた。
6月11日、午前中8時半。
兄を全然知らない誰かと間違えた夢。
時々こんなに変な夢を見て
叫んで、起きる。
しっかり眠れていないのか。
夢診断もしてもらいたい。