豚山田の「日本を離れて日本語三昧」 -4ページ目

豚山田の「日本を離れて日本語三昧」

海外赴任をしたら時間が出来たので、電子書籍で小説を読み漁る毎日。
折角なので読書感想などを残します。。

物語の傍観者である主人公を傍観する読者。

殆ど何の感情も湧かずに終わってしまいました。

作者の設定資料というか、舞台背景のアイディア帳を読ませられた様な。

短編なのですが、何も印象に残らずに読んだそばから忘れていってしまうという様な。

どんな感情でもいいから激しく揺さぶられるものが好みである自分としては全く対極にある一冊。

そこに輪をかけて主人公にも好感が持てませんでしたので、かなり好みとは遠い作品でした。

ただ文章は丁寧で、独特の世界観を壊すことなく読み進められるのは良かったかと。

とにかく狙いの分かり辛い本でした。


☆☆☆


キノの旅 the Beautiful World (電撃文庫)/KADOKAWA / アスキー・メディアワークス

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キノの旅 The beautiful world (電撃文庫 し 8-1)/KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

¥572
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この短い作品によくこれだけの物語を入れられるものです。

自虐から入るのはいつもの事で、今回は花売りから騙されてバラを買わされたとか何とか軽いネタから入り、一転して地元芸術家のパーティに招待されるエピソードに移ってからはアクセル全開。

出席するのしないのと小さなことで煩悶し右往左往する内面描写や、出席してからのお決まりの泥酔状態での失態の数々には、よくもこんなに自身を貶める語彙が湧いて出てくるものと感心しながらもゲタゲタと笑わせて貰っていました。

しかも最後には意外なラストが待っていて自分的に大満足。

お勧めです。


☆☆☆☆


善蔵を思う/作者不明

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作者の怒りが透けて見える様でした。

教師を一生の仕事と志す主人公は、しかし戦時中の言論統制に巻き込まれて職を失い、失意の中で唯一の希望だった結婚もその直前に召集令状を受けたために叶わなくなります。

思想教育と言論弾圧の愚かさ、一人の人間が国家に自由を奪われることの理不尽さに翻弄される主人公は、それでも人として誠実であることを貫き通そうとしますが、その姿勢こそが、どこか間違った世の中に対する精一杯の抗議と抵抗だったようにも。

非常に真に迫る物語でした。

作中「恩を返したと思うことが最大の忘恩だ」という言葉が印象的。

☆☆☆☆


銃口 下 (角川文庫)/KADOKAWA / 角川書店

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銃口 下 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

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予備知識なしで読んでます。

これがどんな物語なのか、氏がどういう作風を持っているのか、全く手さぐりで恐る恐るページを捲っていました。

なので上巻の前半は何を期待して読むべきかも分からず、取り敢えず文字を消化するだけという体になっていましたが、竜太が成人になってからは俄然面白くなってきましたね。

というか所謂フラグが立ちまくっていて、徐々に嫌な予感しかしないという感じに。

長年想いを寄せていた娘と婚約し、3年後に一人前になったら結婚しましょうなんて、とんでもないフラグを立ててくれたものです。

下巻は一気読みの予感が。


☆☆☆



銃口 上 (角川文庫)/KADOKAWA / 角川書店

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銃口 上 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

¥679
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ダンジョンに物語のギミックを求めたのは間違っていたのだろうか。

というかこの作者は読者に何を感じて貰いたいと求めたのだろうか。

ダンジョン、ステータス、ファミリアと特徴的な要素が複数あったのはいいとして、それが互いにかみ合ってないものだから、何かちぐはぐというか、一本筋の通ってない物語という印象を受けました。

後これは『モンハン』にも感じた事なのですが、取り立てて人間に害を及ばしてない異種族を"モンスター"と呼称して一方的に無駄に殺戮し、生活費や成長の糧にするってどうなんでしょう。

ちょっと嫌悪感が先行しました。


☆☆


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)/SBクリエイティブ株式会社

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)/SBクリエイティブ

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所謂バカミス。

ただトリックやギミックが突拍子もないものという類のでは無く、単にキャラクターがおまぬけというタイプのバカミスでした。

すると納得できないのが、後半の「普通に謎解きをする展開」です。

前半はまだ、謎を解いた!と思ったら全然違った!とか作風にあった展開が面白かったのですが、謎解き自体は驚きのないものなので後半は一転して面白みに欠ける展開に。

中盤に読者への挑戦が出たときは、おおと思ったんですけどね。

これを出してきて、実はトリックを見破れませんでしたなんて最高の展開になると期待したのですが…

何とも残念。


☆☆☆

六枚のとんかつ (講談社文庫)/講談社

¥771
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六枚のとんかつ (講談社文庫)/講談社

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ぅゎょぅι゛ょっょぃの話でした。

なので一番の勘所は最後の戦闘シーンだったと思うのですが、そこが一番微妙で消化不良でした。

そもそもこの戦闘で起きたことを正しく読み取れた方っていたのでしょうか?

それとも僕の読解力が貧弱すぎるの??

いずれにせよ何が書いてあるかよく分からず終わってしまった感じでした。

あと敵が余り憎らしくないのも盛り上がりに欠いた要素の一つかと。

ところで、トーチが人の「記憶」から消えていくのはいいとして「記録」はどうなるの?

PC上のデータまで全て消えちゃうの?

そういう事考える奴は無粋なの?


☆☆☆


灼眼のシャナ (電撃文庫)/メディアワークス

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灼眼のシャナ 電撃文庫/KADOKAWA / アスキー・メディアワークス

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「先が気になる」という状態がリーダビリティの一つだとすれば、このシリーズ程それが優れている小説はないでしょう。

前巻で二人の主人公の僅かな邂逅を描いた事で、この先二人が再び戦場で相対する所が一つの到達点となっていくのでしょうが、本巻では正にその焦らしの美学というか、熱を溜めこむのが巧いというか、とにかく両者別の舞台での華々しい活躍により否が応でも期待が高まってしまいます。
見事の一言。

今の所互いに敵なし状態でしたので、今後脇役達に活躍の場が与えられた時の愉しみというのもありますね。

個人的にはメルカッツ押しで。



☆☆☆☆


銀河英雄伝説2 野望篇 らいとすたっふ文庫/らいとすたっふ

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やはり株は難しい。

というより、金銭欲という生々しい欲を持った自分と真正面から向き合うのが難しい。

何というか、お金が懸ると平常心ではいられませんね。

上がっても下がっても。

今週も、迷った挙句に売り買いを進めました。

それ自体、ある程度信念を持って行ったつもりなのですが……

やはり、その後予想と異なった動きをされると、すぐに「失敗した」と思ってしまう。

いけませんね。泰然自若に構えないと。

株価を見ると、その細かい上下に右往左往して冷静さを失うので、できるだけ経過を見ずに投資を進めるようにしたいです。


今週は、まず住友商事を買い戻しました。

先週、売ってから上がって後悔した銘柄ですが、その後少し下げたので、ここぞと買い戻しました。

結局持ち続けた場合に比べて二千円強損してしまいました。

いや、損ではありません。得が少し減っただけ、と前向きに考えます。

住友商事
買い:1262.5円*100株=126,250円



また、レックを売りました。

こちらは、本日の高値近くで売ることができました。

もう少し上がるとは思うのですが、他に欲しい銘柄が出来ましたので。

……と思ったら、その銘柄が本日5%近く上げてくれたという、非常に買いにくい展開に。

来週頭に下げてくれれば、少しは買いやすいのですが……結局買えずに、レックを買い戻すとなれば最悪ですね。

逆に、今日大きく値を下げた石油関連銘柄に手を出すというてもありますね。

どこまで原油安が続くかは分かりませんが、いずれは上がるでしょうし、そもそもこれから北半球は冬に入るので、需要はあるはずですし。

レック
買い:1145円*100株=114,500
売り:1242円*100株=124,200
手数料:527円
損益:9173円


原油銘柄といえば、ANAやJALが恩恵を受けて株価を上げたとのこと。

なのに、何故スカイマークは上がらないのだ!?

と、今週の関心ごとは、実はその一点でした。

先週末ストップ高からぐっと株価を下げて、けどここから上がるかと思いきや……くぅぅ

スカイマークの待つ状況は、国土交通省の返答とエアバスとの交渉結果。

お願いしますね!


住友商事(株)
購入株価:1262.5円
購入数:100株
現在株価:1266円
差益:350円

スカイマーク(株)
購入株価:202円(平均)
購入数:300株
現在株価:233円
差益:8,500円

自己資産現在値:325,981円
今年度増減率:108.49%


最近読んだ経済の本

毎日5分の「日経新聞」道場
角川総一:著

かなり実践的なマクロ経済理解の指南書。

頭の体操になりました。

毎日5分の「日経新聞」道場 「データウオッチ」と「連想」で経済が分かる! 角川SSC新書/角川SSコミュニケーションズ

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口先だけで世界を支配せんとするその大望やよし。

しかしその肝心の1巻目くらいは先々を期待させるだけの、読者をあっと言わせる智謀策略を見せつけておくべきだったのでは?

初巻から主人公は行き当たりばったりのノープランの連続で、常勝無敗とは名ばかりの戦の基本も知らないような素人将校が率いる敵側の失策のお蔭で勝つことはできましたけど、とても作者がアイディアを持ってシリーズを組み立てているとは思えず。

加えて人の欲望や憎悪が渦巻くべき戦争という状況を如何にも軽く見ている感じが物語をより薄っぺらくしている感じです。

残念。


☆☆


ミスマルカ興国物語〈1〉 (角川スニーカー文庫)/角川書店

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