文庫本上から一見すると、よくある一人称の独白文といった趣ですが、元が新聞(河北新報)の連載小説だった事を想像すると、これは非常に面白い試みだよなぁ、と感心しながら読んでいました。
つまりタイムリーな読者であれば主人公の親友という立場になり、毎朝新聞と共に届けられる主人公からの手紙を読むことが出来たという訳ですよね(実際、新聞掲載時期と作中の時間軸はほぼ重なるようです)。
こういったエンタメ性の追求が太宰作品の大きな魅力かと。
流石です。
☆☆☆
パンドラの匣/作者不明

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