OMG! I have explosive diarrhea every fuckin' week!

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こういったブログとかいう類いのモノはオレ、継続性が全くないんだけど、風邪引いて絶賛お暇中でございまして。
する事ないし別にいっかな-っていう事で自由にまたクソ長いのを書いちゃうぞ! えいえーい!
ということで、今回は多方面で大好評なボクの姉を含む、刺激的な肉親シリーズです。





時期的にもう大分過去の話にはなるんですが、オレの親戚にオリンピック金メダリストがいるんですよ。テレビにもバンバン出てたね、その名も石井慧。
…そうだよ、あのお騒がせ野郎ね。
北京オリンピックで金メダルを取った途端にビッグマウスで段々干されちゃってね-…まぁ目も当てられない様だったけど、オレ達親戚からすればアレは完全にメディアに踊らされたと思ってるよ。
だって慧くんは本当にガキの頃から柔道の事だけを考えてさ、毎日厳しい修行を積んでメダル取ったんだよ。 まぁあの調子の乗り方は確かに可笑しかったけど、「嫌われ者」に仕立てあげたのはテレビのせいだと思う。
本当は物腰のやらかい好青年なんだから。

と、オレが昔初めて石井慧くんと会った時の話。
今から15年くらい前、オレが正月大阪に里帰りして石井家に遊びに行った時の話。 オレとしては親戚って言っても遠縁だからなんも考えず、多分お年玉目当てで行ったんだろうね。 当時10歳かそこらのオレ、そこで初めて石井慧くんに出会ったの。
彼は当時から柔道でバリバリの中学生、大会の優勝とか総なめにしていて、加えてめちゃくちゃヤンチャだった。 もう見た目は完全にゴリラ。 オレとしては寒いし家でゲームとかしてたかったんだけど、慧くんのお父様(柔道師範代、めちゃくちゃ恐い)に「お前ら男なんだから外で遊んで来い!」ってほっぽりだされた。
1月の寒空が身に染みる中、何故初対面のゴリラと遊ばなきゃならんのだとハナタレ小僧のオレはその時点で半泣きだったんだけど、慧くんは違ったね、「おい鬼ごっこやろうぜ」って勝手に決定。 オレが逃げる役、慧くんは追う役。
何故初対面のゴリラに追っかけられ…なんて考えながらも必死になって逃げてたんだよ、遠縁だから土地勘も無い場所を迷いながらひたすら。 でも慧くんはむちゃくちゃ速いの、もうゴリラ界の動けるゴリラ。 体重も当時で70キロは越えてたみたいだし、オレはもうとにかく必死で逃げてたんだけど、ふと振り返って見たら、アイツは「何か」持ってんだよ…。


もうね、初対面のゴリラに、ましてや未来の金メダリストになるあろう男に、まさかエアガン持って追っかけられるとは全く予期してなかった。
エアガンの中でもガスが入った威力倍増の通称「ガスガン」、もうバンバン撃ってくんの。 アイツ絶対オレを殺す気。

で結局、オレは泣きながら見たこともない小学校の門を登って校舎へ逃げて、掃除してた用務員のオッサンに「お前誰じゃあぁぁあぁぁー!!!」ってむちゃくちゃ怒鳴られるという二重トラップ。 普通にヘコんで石井くんち戻ったらアイツはお菓子食べてゲームしてたっていうね…アイツ本当にサイテーな奴だから!

それを最後に10年近く会ってなかったんだけど、慧くんは北京オリンピックで金メダル取ってさ、オレとしてはいつか背後からエアガン持って追っかけてやろうと思ってた(冗談です)矢先、まさかの2度目の再会。
以前の職場の、AVコーナーで(オレ、勤務中。 慧くん、プライベート)。
オレとしては10年前の怒り忘れてないからね、「貴様-!」とかいう気持ちで襲いかかろうとしたんだけどさ、向こうはズルいね、大人になってやがんの。
で、なんか知らないけどお小遣いくれた。
話したらスーパー良い奴。
仲良くなっちゃった。

今彼がどこで何をしてんのかよく知らないけど、ビッグマウスに劣らず世界で1番強いんだから、オレは応援しちゃうよ。
ちなみにメダルさわらせてもらったけど、めちゃくちゃ重かった。
あの重みに耐えられる男が親戚にいるってのは誇りだ。





さあて、こっからが今日のメイン。
オレの家族の中で、というかオレの愉快な話の中で最も多いのが、オレの姉貴。
ボクには1つ年上の姉がいます。
この姉がまた曲者でして、なかなか面白い。

オレ、幼少の頃「恐竜戦隊ジュウレンジャー」が大好きだったんです。 今もジュウレンジャー枕を使ってる程の心酔っぷり。
本当に大好きで、色々おもちゃも買ってもらってた。 合体ロボとか武器とかさ。
オレの親父が昔「電撃戦隊チェンジマン」の主題歌の編曲をやったりしていたおかげで、親父からの理解はあったんだけどね、どうやら姉はオレがジュウレンジャーを好きな事が面白くないらしい。
ある日オレがジュウレンジャーの合体ロボ「大獣神」で遊んでた時、オレちょっと調子に乗ったみたいなんだよね。 姉に対して「ジュウレンジャーは無敵だからカッコいいんだぜ!」って言ったの。
するともう言い終わるか終わらないかの瞬間さ、姉貴はオレの大獣神を鷲掴み。2階の窓から外へぶん投げやがった! 「…ほら見ろ、アタシの方が強い」って言いながら。
もう言葉のチョイスが激アツでしょ? このラスボスみたいなセリフ。
あの時確信したね、オレ姉貴には絶対勝てないって。 だってジュウレンジャーグチャグチャになってたし…。
あの人ね、オレが面白いと思ってる事に対しての憎しみがすごすぎる。
オレに対しての理解が微塵もない。


で、オレの姉貴、俗に言う「天然」なんです。 皆天然とか好きでしょ?
オレはね、身近に最強の天然がいるから全然笑えないね。

簡単なところで言うと、普段の会話が理解不能。
「おい、今日木曜日だっけ?」

「イヤ、今日は水曜日だよ」

「そっか、アタシ今日金曜日だと思ってた」とかいう意味不明な会話が日常的なんです。 恐らく頭の中で今まさに「本能寺の変」か何か起こってるんでしょうか、オレはもう軽く流すっていう大人な対応をしてる、そうでもなきゃやってられない。

ある日母親と3人で夕飯を食べていた時の事。 テレビでは「おバカタレントと呼ばれる輩が、出題されたクイズに対して的はずれな事を言う大会」みたいなのがやってたの。
別に見てたワケじゃないんだけど、何の気なしにぼんやり点けてて。
そこでオレがふと、「お姉ちゃんも天然だよねぇ」って言ってしまった。
上記の事もありますが、ある日姉は友達と電話しながらドラマを見ていて、そのドラマのセリフか何かで俳優が「おやすみ」って言った瞬間、電話で会話中の友人に向かって突然「…うん☆じゃあ今度お休み合わせてさ-2人で渋谷行ってなんかお揃いのあ、おやすみ」って電話を切るような人間ですからね、オレは普段から思っていた事をボヤいただけ。
すると母親も当然姉貴が天然な事を思い知らされてるワケで、「そうよアンタも天然よ、本当しっかりしなさい」とオレに賛同。
姉貴としては面白くない。
そもそも本当に天然なのか、天然キャラなのか、それを見分ける方法は多々ありますが、自己申告してくる奴は大概嘘。
それに言われて否定しない奴も狙ってやってる可能性大。
で、本物の天然は、言われると否定をします。 当の姉貴は真性の天然ですから、否定どころか見事にブチギレ。 ぷりぷりぷりと震え始め、机をバーン!

「2人してアタシの事バカにしてるんでしょ?!」

「アタシはバカじゃない! 天然なんかじゃない!!」


普通に考えたらこの程度の言動でここまでキレるのって旧ソ連の独裁者だったスターリンぐらいだよね! とにかく姉貴はもうカンカンにブチギレですよ。
「もういいお前ら死ね! こんな家出ていってやる!」と、お前は何が動力でそんな思考になるんだと尋ねたくなる程キレて、で結局姉貴は絶叫しながら、リビングから玄関へ続く引き戸のドアを押して開けようとして見事にドアに激突してました。
天然というか…ここまでくるともう天災だよね。
オレ達家族以外に迷惑かけてなきゃ良いけど。


そんな姉ちゃん、ある日から大きな夢を抱くようになったんですよ。
「ガイジンと結婚してハーフの子供を産む。 うぇーい。」みたいな。
コレ自分の姉じゃなかったら多分ぶっ殺してるんですけど、うちでは「姉の言動は絶対」というなんか中東アジアの軍事国家みたいな決まりがありますから、オレは当然応援するスタンス。
でもね、考えてみてよ。
こういうビッグな夢を持ってる姉貴がいるとさ、ある日バイトから帰ってきてトイレに行こうとしたら、そのトイレから全然知らない外国人が現れる事があるんだからね。 こんなシュールな普通絶対体験できない。
姉貴の「ナンパ待ちスポット」は横須賀か六本木。 その時はどうやら横須賀辺りでナンパされたらしくさっそくHome Sweet Home 。 横須賀基地に駐屯してたアメリカ海軍のジョセフですよ。
…海軍だよ?
筋骨隆々で革ジャン、部屋にいるのにグラサン。武田信玄の風林火山を引用するならもう「クラブで朝まで踊ること、オレの如し」みたいな出で立ち。普通にビビる。 マジでターミネーターみたいだった。
でさ、その時期バレンタインデーが近かったからオレジョセフからチョコをもらったんだけどね…オレとしてはもう姉貴が隣の部屋でガイジンを軸に大回転!「オレのチョコバナナのテイストはどうだいベイビー?」みたいなアメリカンドリームを…オヤオヤ、またこうやっていきすぎると本村にぶっ殺されかねないんでここら辺で止めときますけど、とにかく突然家にガイジンを呼ぶのは止めてほしいよね。 しかも結局別れちゃったし。

またある日、今度は六本木でナンパされたイギリス人、マイケル・スミスとお付き合いを始めた姉。
そこで知ったんだけど、イギリスではガールフレンドができるとわりと早い段階で家族を紹介するっていう風習があるらしいのね。
で、スミスさんも是非ともオレ達に会いたいってガンガン言ってきてさ、「ベイビーのファミリーもイッツァ・ショウターイム!!」みたいなね、多分全然違います。 とにかくオレの母親が姉とスミスさんの3人でご飯を食べる事に(当然ながらオレは呼ばれない)。
当日オレはバイトが休みで部屋で映画見てたかなんかしてたんだけど、母親はわりとすぐに準備が終わってリビングでテレビ見てたんだよね。 12時くらいだったかな。
で、当の姉貴は揺るぎない精神…天性のマイペースですから、お風呂、お化粧、スタイリング…そのお時間…3時間! 3時間っていったら新幹線で大阪帰れますからね。
最初は黙って待ってた母親も段々イライラしてきたらしいの(当然です)。
準備が出来た姉貴、ここはまあ「ごめんお待たせ-」とか儀礼的でも良いから言っときゃいいのにね。 出てきた言葉が、「できた-」。
コレにはオレも(うわ~)って思わずため息を漏らしたんだけど、母親はもうブチギレ(当然です)。
「アンタそんなに待たすんやったら先言いなさい! 何分待ったと思てんの!」
コレはコレは…今宵もディナーの前に粛清でございますかなスターリン様? イヤそうじゃなくて、悠長に構えてるワケにはいきません。 2人の喧嘩はホント肉親とは思えないくらい激しいですからね。 止める準備をしてたんですけど、姉貴は何も言わない。
で、姉貴が何も言わない時は、もうK-1で言ったら20世紀最強の暴君、ピーター・アーツみたいな状態。ヤヴァーイ!!!!!!

当時住んでた家のオレの部屋、家の玄関がすぐ真横にあって、玄関での会話とか丸聞こえなんです。
最初はゴニョゴニョ聞こえてたんだけどそこで姉貴が発した言葉に衝撃を受けたね。
「…っていうか良い? マイクの前では、アタシ達仲良しだからね?」
コレつまりこの喧嘩は無かったことにして、スミスさんの前では普通にしようぜっていう意味の発言なんでしょうけどね、そして何故か微妙に上から発言ですよ。 イヤ誰がどう聞いてもお前が原因だろ、お前はノエル・ギャラガーかって言いたくなるんですが、自分がアホだと全く気づいてないお姉様、さすがです。
その後、玄関のドアが閉まるか閉まらないかのタイミングで母親の「死ぃぃいいぃぃぃねええぇぇぇぇええぇえぇ!!!!!!!!!」っていう伝説の咆哮が聞こえたんですけど(当然です)、その後あの人らがどうなったかはオレは知りません。

ちなみに後日オレはようやくスミスさんと自宅で対面したんですが、190cmはあるであろう長身と足の長さ、「Hey Buddy!(やぁ兄弟!みたいな意味)」という快活な挨拶にビビりまくって「おふ…なっしゅ」とかいう全くもって意味不明な返事しかできなかったんですけど。しかも微妙に片手を挙げて、苦笑いで。
その時事前にスミスさんが来る事を知っていたオレは、雑貨屋で「戦国武将の刀型のハシ」とかいうガイジンが好きそうな、使いにくさ満点のモノをプレゼントしたんだけど、スミスさん結構喜んでくれたんでさ、オレ調子に乗ってしまい「プレゼント・フォー・ミー!」ってブリティッシュ的ジョークを言ったところ、後日姉貴に見事にぶっ飛ばされましたとさ(何度も言いますが、当然です)。


愉快な姉ちゃん。 一刻も早く絶縁したいですね。




最後に、我が家では姉貴にスポットが当たる事が異常に多いのは仕方ないんだが、オレの親父も見事にアホだったんだよね。
親父の職業、ミュージシャン兼ド変態。
もう皆さんこのクソ短いお付き合いでも大いにご理解頂いてるでしょうが、オレが変態なのは親父からの影響。 むしろ音楽的な才能を受け継ぎたかったワケなんだけど、最終的に「裸になる事が何よりも好き」っていうアホな事しか継げなかった。
もちろんオレの親父だってちゃんと仕事してたんだけどさ、一緒に遊んでる時は基本的に上半身裸(コレはサーフィンも含む)、もうとにかく変態的な事に命がけで、よそ様からしたら危険人物にしか見えなかったよね。 オレ多分、「世界で1番父親の肛門を見た息子」としてギネスに申請出せるね。

小学校の頃のオレの授業参観に親父が気まぐれに来た時も、親父は真っ赤な長髪、グラサンに革ジャン。 THE・不審者。
もう見事に先生に囲まれてたよ、同級生達も「おい見ろ! アソコに殺し屋がおるぞ!」
想像してください。 なんか殺し屋がいるとか騒がれてるからなんだなんだとぷりぷり見たらそれ自分の親父だった。 激アガり。

さらにはオレが中学の頃、家に初めて彼女になりそうな女の子を連れていく事になった時、オレは親父の部屋に入って言ったの。
「親父、オレ明日女の子連れてくるから…」。
するとぶっきらぼうな「ああ」って返事。 たまたまだったのか何やら機嫌が悪そうで、オレもヤバイな-って感じて。
仕事中の親父はオーラビンビンだったからね。 オレは足早に部屋を出てった。そして次の日、彼女を家に連れてくる。

「今日親父がいるからさ」

「うそ-…恥ずかしいし緊張するなぁ」

前日の親父の機嫌が悪かったもんでオレも少し緊張してたけど、静かにしてればいっかぐらいな気持ちで玄関を開ける。
しかし「お邪魔しま-す」という快活な彼女の挨拶と共に目に入ったのは、全裸でグラサンをかけ、頭にコンドーム乗っけたオレの親父。
オレ、爆笑。
親父、爆笑。
彼女、絶叫。

その後彼女は学校で会ってもオレを避けるようになり、オレの恋はオッサンの全裸によって見事に散ったのでした。 ぷり-ん。
あの時は機嫌が悪かったワケじゃなく、オレの彼女へのファーストアタックの仕方を考えてたらしいよ(考えた結果が全裸ってすごいね)。
ちなみに後日今度は姉貴が彼氏を連れてくるってなった時、次は何をするんだろうな-って気になって親父の部屋を覗いたら、親父は部屋の隅で使い終わった後のサランラップみたいな状態(ようするにガチヘコみしてた)。 やっぱ娘の事はどこの父親も大事らしいのね。


ガキの頃からよく親父の職場に遊びに行ってた。 タバコの匂いを機材に囲まれて、親父が仕事してるのをずっと眺めてた。
今でも尊敬してるし、また一緒にバカな事をやりたいと思ってる。
親父が死んで8年。 もう会えないと思うと悲しいけど、会ったら会ったでめんどくさいだろうから良いや。