つい先日の事、酔っぱらったオレは終電を逃し、ギリギリまでたどり着けた駅から自分のマンションを目指し歩いていた。
そこで不思議な出来事に出会ったんだ。
夜空の薄々とした星が水に映り、多摩川の水面を美しく装飾している。
膨らんだ風がオレの上着を揺らし、木々達はまるでオレを誘うように踊っている。
遥かな道のり、穏やかな時の流れと共に、オレはただならぬ物を発見する。 キラキラと輝く「それ」は、上空からゆっくりと川の側へ落下していた。 眺めていたオレは我に帰り、いそいそと駆け出しその正体を追う。
「一体どういう事だ?」
まわりにはオレ一人しかいない、恐らく目撃者はオレだけ。 なんだろうか、すごく怖いじゃないか。
でも、コレは静観した世界に起きた非日常。
これがオレの世界を新たに彩るカギなのかもしれない。 ふと考えてしまった。 証明はできなくとも、この出来事はオレの心に永遠に突き刺さる何かであって欲しい。 そうも思った。
衝動的に早くなる鼓動を抑え、冷えきった風に身を震わせ、荒ぶった呼吸を落ち着かせる。
静かで、まるで死ぬ間際のような気持ちで落下したそれに近づく。
未知に対する恐怖と、謎に対する願望。
生い茂った草をかき分ける、オレの手を引く草。 ついに対面する、恐ろしくも嬉々とした気持ちで近寄ると、どの角度から見ても普通のウンコだった。 っていうかよく考えたらキラキラ落ちてきてる時から「どうしようあれウンコにしか見えないこわい」って思ってた。
全部ウソだ!
お酒って怖いね!
そりゃあオレだって御年24歳、ピチピチの若手でありますからお酒とのお付き合いもございます、修羅場は数知れず。
バンド時代の打ち上げなんかもうカオス。 ビールを頭から浴びる比較的ライトな奴もいれば、「人間魚雷だ!」とか言いながらテーブルの上をうつ伏せに滑ったりするような奴、ひいては上半身裸でよだれ掛けを首にかけ、突然陰毛を燃やし始めるようなステキすぎる方々ともお酒と共に過ごしました。
そうなんです、リミッターが外れると人ってこうなるんだよね。
またコレは飲む側では無いんですけど10代の頃、夜勤のラーメン屋で働いてた時もそりゃひどかったね、なんか「締めはラーメン」みたいなクソみたいな風潮あるじゃない? …イヤ、良いんですけどせめて意識がハッキリある時に来て欲しいよね。
泥酔状態で来店してラーメンを頼んだお1人様、1口も食べずに机に突っ伏して爆睡。 こっちとしても閉店したいからガンガン肩とか揺するんだけど、「大丈夫ですか-?」に対する答えが「なっしょーいふぃんふぃーん」とか、ミラクル言語で返されりとかするともうシャイニング。
多分このお客さんの頭はマジンガーZみたいに取り外しができるんでしょうね、異文化コミュニケーションをワタシは拒否して結局、警察様出番でございますになっちゃいました。
そういった環境でのお酒の経験から、「酒は飲んでも飲まれるな」という教訓、分かってるつもりではいたんだけどね…イヤ勉強になったよ、やっぱり羽目を外すって1回は自分で経験しないとね!
当日の自分がいかにダイナミックだったかを2日かけてようやくうっすら思い出してきました。 この時間差何なんでしょうね。
恐らくですが1次会はわりと普通だったと思うんです、三橋さんがオアシス好きだって言ってた事、思い出したよ。 多分あの時のオレの気持ちはWhateverだったんでしょう。
問題は2次会。どうやらわりと早い段階で自我が崩壊したらしいオレ。 まぁちんこ出してない事が後日確認できたんでオレの中では全然有りなんですけど、2歳児みたいになってたらしいね。 可愛くない? こんな2歳児。
自分が介抱する側ならウザくてシカトしてたいくらいだけど、当日は色んな人に「素晴らしいフォロー」を受けたようで、なんか頭にタンコブできてます。 どうやらちょっと刺激的な介抱を受けたようで!
最終的に地元駅の最後乗り換えに間に合わず1時間半くらい、ボクは川沿いをひた歩いて帰ったようで、ジャケットが泥だらけ、あとカバンの中になんか草がしこたま詰まってました。誰も見てない所でそんな全力でボケなくても良いのに、ここでも生来のエンターテイナー気質、出ちゃってるね!
ついでに靴ヒモがほどけず履いたまま寝てました。
しかも寒空の中帰ったもんですから風邪引いた、スーパーコンボでバカ。
ここ数日のオレの行動、自業自得さんが蔓延し過ぎている。 全部自分に返ってきたね。 やっほ-おかえんなさいって言えるくらいの器が欲しいね。
という事で皆様に多大な迷惑をかけたと方々からご指摘を受けましたんで、きちんと謝りましょう。
…もう人の指輪を食べたり、コンタクトレンズ食べたりしません。
五反田のラブホテルのライター置いて帰って物議を醸し出したりしません(アレは気のせいです)。
面と向かって謝罪できた方々は皆さん非常に寛大な心でオレを受け止めてくれました。 ありがとうございますしかし、多分あの寛大な心は嘘なんだろうと、ワタシ知ってる。
という事でお酒はね、たしなむ程度に。
ボクと長い付き合いの人間なんかは、オレがお酒なんて飲まなくても突然発狂したりする事、重々にご存じかと思います。
中学の頃、上履きの耐久性を試そうと校舎の2階から飛び降りて足を陥没骨折。 以来右と左で足の長さが違うステキな仕様に。
またコレは最近ですが総合警備保証、SECOMのオッサン達は金を守ってるだけあってマジで強いのかって気になって、すごいお願いして相撲取らせてもらって見事にボコボコにされたりしました。 ちゃんと丁寧にお願いしたのにアイツら全然手抜いてくんないのね。
あとはまあ、雑貨屋で手に入れた「ロボコップなりきりセット」を身に付け交番に行き警官相手に死闘を繰り広げたり。
警官に「名前は?」って聞かれて、「いや…ご覧の通りロボコップですけど?」って無駄に上から目線で言ったら死ぬほど怒られたんですけどね、無意味な事に常にトライ。
だって人生楽しんだもん勝ちだし、オレの場合痛い思いをしてるのは自分だから自業自得の笑い話で終わってる…はず。
オレの場合酒なんて飲んだら逆にそういう事出来なくなるタイプ。
素面でアホだから、こういうフリーダムな所が勤務態度にも出ちゃってるんだろうね!
そうそう、オレが以前勤めてた勤務地では面白いエピソードがたくさんあったワケなんだけど、機密漏洩はできないからこういった場所で書けない…。 っていうかオレの勤務態度がダメだって事もバレちゃうしね!
そりゃああるスタッフさんから、「社員の○○さんは松下さんの事嫌いだと思う」とか言われもしちゃうよね! はは-ん!
オレの人格形成への文句はどうかオレの親父まで…。
でもオレだって昔は「ルールが最優先」、もうスタッフ間のお喋りも禁止みたいな、クソ真面目で絡みづらいスタンスでやってた。 怒鳴りまくってたし…オレが出勤すると空気が暗かったような…?
3年くらい前、今の五反田店の店長と一緒に働いた事もあるんだけど、あの人とは異常に相性が悪く毎日喧嘩してた。 「お前いい加減クビにするよ?」って何度言われた事だろう…でもオレは当時まだガキだったからさ、「自分は店長だから特別」っていうスタンスでこられちゃうと反骨精神丸出しで大反抗。 止めときゃ良いのに前述のクビにするよ発言に対して、オレは「やれるもんならやってみろよクソ店長が」って啖呵切ったらしいからね…。
ガキながらに責任感じてやってたんだろうね。 エゴ丸出しだったけど。
さあどうでしょう。
でもそうやってやってもさ、結局何が楽しいの?ってなったよ。
色々考えたし、自分のために働いてんだからさ。
楽して金は儲けられないんだから、なら「精神的な充実を得ながら働く」って事、大事だと思うようにしてみた。
そう思うようになったのは、オレが前の店を辞めてから復帰するまでの1年半、何の充実も感じられなかった事の跳ね返りもあれば、オレを慕ってくれた社員さんへの恩返しもある。
ただそれはあくまでオレが自分自身に課してる課題、美学であって、それが他人と一緒ではない事…もっとちゃんと考えなきゃならない、家に帰りゃあ毎日一人で反省会。
中嶋さんに毎日メールして「オレ…ここに居て本当に大丈夫なんすか…?」って聞いてたりもしました(店長からのお返事は秘密)。
つくづくダサいね-…でも色々考えてるんだけどな-。
結局さ、オレと君達は一生のお付き合いよろしくじゃないのだよ。 オレの相手なんてテキトーで良いのよ。
君達の人生、「昔バイトでアホな奴が居てさ…語尾にちんこ付けて喋っててさ-…」とかいう思い出、オレと作らせてよ。
コレはボヤキね。
もちろん責任は存在する。皆。
今ようやく誰がどこを受け持つかって決まってきて、皆モチベーション上がってきてるよね、本村も言ってたが「負担が均等」になってる。
それの手助けをやらせてもらえる立場になってる感があるけど、あまりに重大だからオレは「人に何かを教える立場」っていうのは他の人にお願いしたいと思ってしまっている。 だってオレ苦手だもんそういうの。
でもね、言いたい。
皆自分のミスに関して無関心すぎるんじゃなかろうか。
それがクレームに発展したとして、そのクレームを受けるのが「ミスを犯した自分ではなく他のスタッフ」だとしたら、それって知らんぷりは絶対良くないよね。だって自分がそうなったら嫌じゃない? 楽しくはないよね。
ハッキリ言うけど、他の店じゃあ有り得ない量の簡単な確認ミスが起こりまくってる。
異常な量だよ。
困るのはお客さん。 お客さんあっての、お店。
だからこそ、まずは基本なんだよ。
さあ本村の言う通り、「負担が均等になった」。 でも基本の段階で、誰かが泣きをみてる(主に近藤くん)。
自分の業務に集中する事も大事だが、店の利益を損なわない責任も意識をする事。
中嶋さん言ってたよ、「したくないけど犯人探し…してみよっかな…」って。すごく悲しそうに。 ちょっと皆思い返して、無駄な負担は削ろうね。
で、バックに行かせてください。
たまには真面目な話もしちゃう-。
もちろんオレにもてんでダメな所がたくさんあって、本当に皆に迷惑かけてる。
だからオレ感謝の言葉を、なるべく口に出すようにしてる。 「助かったよ-」って。ウザかったらごめん。
本村には「今すぐセクハラを止めてください殺しますよ」って普通に怒られてます。
でも一つだけ言わせて。
アレ、オレ狙ってやってる節があるぜ!
ごめんなさい!
という事で映画や音楽に携わる仕事に1年ぶりに復帰したこともあって、なんかまた「映画漬け」の生活が戻ってきそうな気がする。
すごく楽しいよね、そういうのって。
ただ何故皆、ホラー映画とかスプラッター映画が苦手なんだろうね。 カワイコぶってんじゃないわよ!って声を大にして言いたい。
ホラーが何故素晴らしいのか、それをアタイに説明させてよ!
そもそも映画ってのはエンターテインメントなんです。 制作者が色んな思いを込め、観客のハートを揺さぶる作品を作ってる。
世の中には色んな映画が存在してますが、なんていうんでしょうね、例えば恋愛映画とか見たら、主人公に自分の存在を投影させるでしょ?
「もしアタイがこの映画のこの子みたいだったら…」なんて、考えたりするじゃない?
それはつまり演出家の思惑通りなんですよ。
そこにはやはり、「ここが1番の盛り上がり所だ…!」っていう試行錯誤があるんだろうね。 皆そこにまんまと引っかかってる。
でもそれは悪い事じゃない。 それだけ感情移入してるって事なんだからね。
…ただ余談だけど、邦画の恋愛映画は主人公のどっちかが大概死んじゃうよね。
アレ何で? 不治の病って流行りすぎじゃない? 死ぬ事を美化し過ぎてると思うのはオレだけ? あんなに死ぬなら逆にホラーじゃない?
…まぁ良いや、で、ホラー映画。ホラー映画も、言わずもがな映画です。
恋愛映画と同じく、監督が頭捻って「じゃあここで君は死ぬから…」とか俳優に真顔で言ってるんだよ? 見る人間を恐がらせようとスタッフと会議しながら撮影してるんですからね。
死ぬ役の人だって多分だけど、今までの人生で1度も「死んだ事が無い」、1度も「腕を吹っ飛ばされた事がない」んだろうけど、そんな人が全力で「死ぬ」って事を演じてる。 やられた事ない事をやってるの、コレに対してロマンを感じちゃダメですか?
痛みや苦しみを観客に想像させたら制作者側の勝ちなんだよ、それこそ恋愛映画なんかと一緒でこっちで感情移入しちゃったら思惑通り。
名作スプラッター、「HOSTEL 2」のラストなんて、生き残った女主人公が○○持って椅子に縛った男の○○を○○して○○に食べさせ…コレは是非見て欲しい、コレばっかりはメンズからしたら絶叫するレベル。 演じてたオッサンの断末魔ハンパなかったね-。
とにかくさ、想像力を試されてるんだよ。
作る側も、演じる側も、見る側も。
ここにロマンを感じてる。
っていうか最近の恋愛映画だって、人死にまくってるじゃん。
オレからしたらホラー映画と恋愛映画、「人が死んでる率」、大して変わんねえよ。
だからさ、誰かさ、オレとさ、ホラー、映画を、トゥギャザーさ、しようよ。
ちなみにオレ、ホラーはホラーでも邦画のホラーは全く見ません。
だって怖いじゃんアレ。 ムリムリ-。
ぷりぷり-。
そうやって映画はもちろん、子供の頃の思い出を呼び起こすには最適な場所で働けてる。
だから仮面ライダーとかの特撮モノもガンガン借りようと思って色々探してた時気づいたんだけど、最近の仮面ライダー…インパクトが弱いよね。
なんか洒落た感じに…色気付いてるって言うの?なんかなっちゃってさ-、そこは男子の永遠のヒーロー、武骨で男気溢れるような、黄色い声援以外の所で勝負してもらいたいと思ってしまいますよ。
だからオレ的には、昔から言ってますけど「仮面ライダーアマゾン」最強説、未だに唱えてます。
まずね、従来の仮面ライダーが昆虫をモチーフにした姿とは違い、アマゾンは一人だけモチーフが「マダラオオトカゲ」。 この時点で激アツじゃない?
アマゾンから来てるから日本語が喋れない、激アツ。
変身する時に絶叫するから怪人よりこっちのが怖い。 もう激アツ。
後半はモグラがトモダチ、激アツ。
皆本名分からないから「アマゾン」って呼んでる、名前が安直過ぎる!
そして特筆すべきはアマゾンの必殺技。
従来の仮面ライダーは「ライダーキック」とかでしょ。 でもアマゾンの必殺技は違いますよ、その名も「大切断」。
敵の怪人をある程度ボコボコにしてから文字通り切断する技なんだけど、ヤられた怪人は切断されたとこから緑とか黄色い体液の飛沫を上げながら「キィィエェェェーー!」って死んでくの。 子供ながらに恐怖を覚えた、オレのスプラッター処女体験はアマゾン。
激アツ。
そしてそして極めつけはラスボスがむちゃくちゃく強そうなの、史上最大のインパクト。 その名も「十面鬼」。
コレは是非Google先輩呼び出して姿を確認してもらいたい。 あまりのアホっぽさにオレは笑いを堪えることができませんでした。ちなみに十面鬼、ムチャクチャデカいんだけど、動いてる時は下半身とされてる所が思いっきり軽トラ感丸出し。
想像してよ「軽トラから上半身出してる」みたいな感じ。 爆笑。
読んで字の如く鬼みたいな顔がいっぱいあるんだけどさ、アマゾンはヤられかけちゃうワケなんです、だって顔がいっぱいあるから(笑)
追い詰められて困ったアマゾンさん、最終的に十面鬼のいっぱいある顔達を一つ一つボコボコにしていくっていう男らしさ満点のパワープレイで辛くも勝利。
見事に地球の平和をね…異色の中の異色作。 仮面ライダーアマゾン。
どうですか? 見たくならない?
まあオレは一回見たから二度と見ないけどさ。
さあて、オレの昔からの癖なんだけど、文章をまとめる才能が皆無。
書き始めたら終わりが無いから、昔から非難の嵐。 まぁ良いよね、誰も読んでないだろうし。
嗚呼…何故人が高熱出してるタイミングでマックさんはポテトを150円にするのだろうね…。