こんにちは、

本木EDクリニックの院長・宮崎です。

 

ED(勃起不全)になる原因は人によってさまざまですが、ストレス社会といわれている現代では“うつ病”が引き金のEDがよく見られます。

また、EDになったことが原因でうつ病を発症することもあり、この2つは相互的な関係にあるといえます。

うつ病とED、どちらも改善させるためにも、まずはこの2つの関係について解説していきたいと思います。

 

厚生労働省が2008年に行った気分障害(うつ病など)の患者数推計では、100万人以上の患者数がいるという結果がでました。

現代社会が抱えるストレス問題は、これほどまでに多くの人々を悩ませているのです。

 

うつ病にかかると、気分が憂うつになってマイナス思考で頭がいっぱいになってしまいます。集中力や意欲が低下するので、仕事や趣味までもやる気が出なくなり、何事も心から楽しいと感じることができません。

このような状態を緩和させるためには、抗うつ剤などの薬を使った治療が必要になります。この他にも、うつ病の原因となったことから一度距離を置いてみたり、しばらく休暇を取ってのんびりと過ごしたりすることが大切です。

 

うつ病になると、何事にも興味や意欲がわかなくなり、やる気が低下します。

人にもよりますが性的なことにも興味がなくなるため、性欲が減少してしまいます。

勃起は、性的刺激による興奮が脳に伝わり、さらに脳から陰茎へと伝わることで起こるもの。

しかし、もともと性的刺激を少ししか感じていないと、脳が勃起をするための伝達ができないのです。

このような心理的な要因で起こるEDのことを、「心因性 ED」といいます。

 

抗うつ剤の種類はたくさんありますが、最もポピュラーなのが「SSRI」という薬です。

この抗うつ剤は、心のバランスを保つために欠かせないセロトニンというホルモンを増加させる働きがあり、憂うつな気分やマイナス思考に陥るのを防ぎます。

しかし、セロトニンは性的衝動を抑えるという働きもあるホルモン。性的衝動が抑えられるということは性欲や性機能の低下につながります。そして、EDまでをも引き起こしやすくなるのです。

このような薬によって起こるEDのことを、「薬剤性ED」といいます。

 

うつ病になるとEDになりやすくなることがおわかりいただけたと思いますが、EDになると気分が鬱々としてうつ病になりやすくなるともいわれています。

「男性としての魅力が低下してしまった」「パートナーに嫌われてしまうかもしれない」このようなマイナス思考が募りに募ってうつ病を引き起こしてしまうのです。

これでは、うつ病とEDのループにはまってしまいます。

うつ病とED、どちらも未然に防ぐためには、ストレスや疲れ、不安、怒りなどを抱えない生活を送り、ED治療をいち早く始めることが大切です。

深刻なうつ病とEDに発展する前に、早めの行動を心がけましょう。