SavatageじゃなくてSabotageじゃなくてSalvage | 天上天下唯我独尊

SavatageじゃなくてSabotageじゃなくてSalvage

恩返しです


今日はロベルト氏が三週間ぶりに出撃すると言うのでご一緒することに。


6時前に起床♪

川崎側のテトラなのでスピニングとBFの2本仕立てです。

なんだかんだで7時前に到着。


橋の下流側にロベルト氏、橋の下にJ君、他に5名ほどいて入る場所無し…

竿を置いて久しぶりのロベルト氏とネーションズカップのスペイン対イタリアの話で盛り上る。

しばらくすると水門の上流側でやってた人が45位のを巻きで釣る。

ようやくスイッチが入ってロベルト氏の隣に入れてもらいキャロを投入する。

するとロベルト氏にヒット!!

やたらと走った魚の正体は背掛かりした尺鮎www


20分ほどやったけどノーバイト。

流れも無いのでロベルト氏と別れて水門の出口に移動する。

先ほど釣ってた人がワームで35位のを追加してたけどこちらはノー。

30分でキャロとDSロストしてリーダー組み直す…

釣ってた人の知り合いが間に入って来たのでテトラの最上流へ移動。

見えてるヤーツに翻弄されて心が折れる…

携帯を見るとロベルト氏から着信が二回。

釣れたな

掛けなおすとさっきまで自分がやってた場所で35位のがキャロで釣れたとのこと。

4ヶ月ぶりの魚らしく声が弾んでます(笑)

そろそろ帰ると言うので挨拶をしにロベルト氏の所まで戻る。


一匹釣れたしお腹が減ったのでもう帰るらしいです(笑)

朝連発してた人は朝から五本、Wさんの知り合いでどうやら前に会った事があったらしいと判明(^_^;)

ロベルトに「しゅうさんに宜しく伝えておいて下さい」とメッセージしてくれてました。

気付かなくてごめんなさいm(__)m


ロベルト氏とJ君は11時半に帰りましたが昼過ぎまで粘ってみることにする。

釣ってた人の場所が空いてたのでキャロとDSとノーシンカーをローテーション。


ロベルト氏が釣った場所には若いアベックが入りました。

延竿で小物やるみたいです。

彼女がキャッキャ言ってて微笑ましい。


こちらは安定のノーバイト。

昼を過ぎた辺りで彼女が「キモい~キモい~」と騒いでいるので何かと見ると

釣れた魚が触れないらしい。

彼氏はよ取ってやれよと思ってたら

ドボン‼️


彼女が斜め護岸から足を滑らせて落水。

何やってんだよ~

ドボン‼️

助けようとした彼氏も落水…

マジかよ…


まぁ直ぐに上がってくるだろうと思ってたら何か悲鳴?

振り返ると彼女がアップアップして彼氏も慌ててる?

「助けて~!!」


マジか…

水門出口は水深2m強、服着たままだとヤバいよな?

慌てて走って行くと二人とも岸から離されて彼女はほぼ水没してるしてるし

ランディングネットを「これ掴んで」と延ばして彼女に差し出したけど届かない。

コレまじでヤバいよ…

360にしておけば良かったと後悔する。

彼女は完全に溺れてるし彼氏もパニクってバシャバシャしてるし、

服脱いで俺も入水か?と一瞬頭をよぎるけどコレで行ったら巻き込まれると冷静になる。

もう一度ネットを彼氏に延ばし二度三度と延ばした手に何とか届く。


彼氏テンパってネット壊れるんじゃね?って引っ張るものだから

「そんなに引っ張るな!!今からゆっくり引っ張るから慌てるな!!」

もう怒号ですよ。

その間も彼女見えなくなったりしてるし、一刻の猶予も無くなってきた。

偉かったのは彼氏が彼女の手を離さなかったこと。

何とか手が届く所まで引き寄せて彼氏の手を掴む。

先に彼女から引き上げようとしたけど彼氏が手を話してくれないので

「彼女から助けるからこの手を離してここに捕まってて!」と伝えたけど

人間ってパニクると本当にダメですね…

うんうんと頷くのにガッツリ掴んで離してくれないんですよ。

反対の手で彼氏の手を思い切り叩いて「彼女助けるから手を離してくれ!!」と怒鳴ると

ようやく護岸のヘリに掴まってくれました。


彼女は暴れる力も残って無いみたいでぐったり…

脇を抱えて引き上げようとしましたが着てたざっくりニットが水吸って持ち上がりません…

「ごめんね、パンツ掴むからね」と彼女に伝えて

ズボンの履き口をガッツリ掴んで反対の手を脇の下に入れて引き上げ成功。

ぐったりしてたので安全な場所まで連れて行って、彼氏の救助。

ほぼほぼ自力で這い上がることは出来ましたが放心状態です。

「救急車呼ぼうか?」と聞くと「ありがとうございます、大丈夫です」とどうにか受け答えも出来たので

一先ず様子をみることにしました。

彼女は相当水を飲んでしまったようでぐったり。

彼氏もへたりこんでしまってます。

落ち着くまで見守る事しか出来ませんでした。


ようやく彼氏が落ち着いてきたので「電車で来てるの?車?」と尋ねると

「近所なんで歩いて来ました」

「洋服乾かすならすぐそこにラブホあるよ」なんて言わなくて良かったです(^_^;)


しばらく、一緒にいましたが何とか大丈夫そうだったので

「川は本当に危ないからね、気を付けてね!」


一気に釣り熱もさめてしまったので帰ることにしました。


まぁ、ネットがあって本当に良かったわ。

ふざけてるだけだと思って数秒でも遅れてたら助けられなかったかもしれません。

実際に近くには数名人がいましたが誰も見向きもしませんでした。

ゾッとしますよ…

何なら裸で日光浴してたおっさんは笑って見てましたからね…

その顔見た瞬間「おまえがタヒネ!!」と思いましたもん。


彼女が沈んでく顔が今でも思い浮かびます。

人が溺れて死ぬってこういう事なのかな?って冷静な自分がいました。

そんな冷めた性格のおかげで助けられたのかもしれませんが…


あとね、よくよく考えるとコレが正解だったのか?と不安になります。

ちゃんと救急車呼んだほうが良かったのかとか、彼女に水を吐かせたほうが良かったのかとか…

何かもっと出来ることがあったんじゃないかな?って。

溺れてる人を救助しようとして巻き添えになる事故があったり目の前で助けられなかったりと

冷静に考えると色々と思うところはありますがとりあえず全員無事で良かったわ~!!

何かを期待しての行動ではなかったけど二人とも何度も何度も「ありがとうございました」

と言ってくれただけで嬉しかったです。

最後まで彼女の手を離さなかった彼氏はカッコ良かったよ。

泳げればなおよしだったけどね。



自分は泳げると過信するのは絶対ダメですね。

今の若い人たちは小学校で着衣泳が必須なはずですがパニクったら全てリセットです。

メディアプロも言ってますが陸っぱりでもライジャケは必要なんだと思い知らされました。


実は自分も小学生のころ川で溺れて釣り人に助けてもらった事があります。

なので、今回はその恩返しなのかな?と勝手に解釈しています(笑)


冷静だったと言ってますが気付いたら自分もびしょ濡れでしたけどね(笑)


明日は魚釣れるかな?