自分の型に入れば強い力士は大勢います。
ただ、なかなか自分の型になれない。
そうすると『型入り(かたいり)』の稽古が必要となります。
わかりやすく言えば、自分の型に入るための稽古てす。
本来、型と言えば、型入りも含めます。
でも、型と型入りを分けて稽古する方が分かりやすいのかも知れません。
型の話をする時、必ず思い出すのが、横綱朝青龍関の言葉です。
まだ、白鵬関が横綱になる前の話です。
朝青龍関、全盛期の時です。
稽古後に朝青龍関に、、、
『横綱、こんなに稽古しなくても大丈夫でしょう!』と尋ねたところ、
朝青龍関は、、、、
『なに言ってるんですか!横綱でも相手の型になったら勝てませんよ。それが幕内力士ですよ!』
といいました。
つまり、朝青龍関は相手が型に入る事の怖さを知っていた事になります。
と考えると、型を習得すると共に、型に入るための稽古も必要になります。
(先ほど触れましたが、本来は型とは型入りも含めます)
さすが、横綱、型の怖さを知っています!