『小林麻耶「ここ2年は麻央のため生きた そろそろ自分大切に」後輩アナが明かす』
これは、9月2日のスポニチさんの記事です。
(記事は→
こちら)
記事の中に後輩アナウンサーの小林みなほさんが……
「気丈に振る舞って、テレビの前では笑顔を見せ続けていた。でも長い時間自分の感情を殺していたことで、身体に不調が出て、心も壊してしまった」
と話しています。
これ、正しい見解です。
仕事において、人前で自分の感情をコントロールする。
例えば……
・ 辛い、嬉しい、怒りなどの自分の感情を周りに悟られないようにする
・ 相手の(お客さんの)感情に自分の感情をあわせる
このような働き方を「感情労働」といいます。
1970年代から言われ初め、1983年にA.R.ホックシールド氏が本にまとめました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160907/12/69rss/55/77/j/o1512201613742453333.jpg?caw=800)
(The Managed Heart: COMMERCIALIZATION OF HUMANFEELING by Arline Hochschild.1983. 「管理される心 感情が商品になる時」 A.R.ホックシールド著 石川准・室伏亜希 訳. 世界思想社.2000.4)
昔、あるファーストフードのお店のメニューに「スマイル¥0」とありましたが、感情労働の概念からするととても酷いことです。
女性の労働者が生理痛のなか笑顔で接客する、とてもつらいことです。
男性でも、疲れていても笑顔で頑張る、辛いことです。
また、周りに不幸があった時に“ニコニコ”して仕事したり、“集中”して仕事したりするのは疲れるはずです。
きっと仕事を休みたいと思うはずです。
何事もないように仕事をするのはとても大変なことです。
「感情労働者」は非常に疲れます。
以下に感情労働をまとめてみました。
ご参考にして下さい。
![感情労働2](https://stat.ameba.jp/user_images/20140606/10/69rss/6a/24/j/o0800056612964450849.jpg?caw=800)
![感情労働1](https://stat.ameba.jp/user_images/20140606/10/69rss/26/6c/j/o0800056612964450654.jpg?caw=800)