変化ではありません! | 内藤堅志オフィシャルブログ「労働科学研究者 内藤けんしの"ちょっといい話かも!"」Powered by Ameba

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労働科学研究所 協力研究員。
第1種衛生管理者。
労働衛生・安全、技能伝承、ストレスを研究しています。成功、活躍した人を分析して「運」も研究しています!

読売ジャイアンツ川上哲治さんの「ボールが止まって見えた」は有名な話ですが、もしかしたら、本当に止まって見えたのかもしれません。


昨日(2015年3月21日)の大相撲、「白鵬・稀勢の里」の取り組み、多くのマスコミが“変化!”という文字を使いました。


しかし、NHKさんの相撲中継の映像をコマ送りで確認すると、
「稀勢の里関が下を抜いた瞬間に右側に移動」しています。
映像をご覧下さい。






変化とは、最初から変わることを意味しますが、この場合は、変化ではなく「対応」となります。


このようにコマ送りやスローで分析していない、お客さんや記者さんは「変化」として見て当たり前です。

凄い次元での、相撲です!


また、この取り組みは、上記の意味も含めて、完全に「後の先」です。




(出所:NHKさん大相撲中継)

動きも、最初、大関が動いています。


変化なんてとんでもない!!

会場に、大きなスクリーンがあり、動きを知っている人間が解説したら、会場のお客さんは驚くと思います。
これが、超一流アスリートなんです。



*後の先につきましては、過去の記事を参考にして下さい。

過去の記事1

過去の記事2

(また最近、後の先を勉強せず語っている人が多すぎます。自分から動いても後の先は成立します!)