勝たない相撲:木鶏のこころ | 内藤堅志オフィシャルブログ「労働科学研究者 内藤けんしの"ちょっといい話かも!"」Powered by Ameba

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労働科学研究所 協力研究員。
第1種衛生管理者。
労働衛生・安全、技能伝承、ストレスを研究しています。成功、活躍した人を分析して「運」も研究しています!

白鵬関、やりました33回目の優勝!

ニュース速報も流れました。

ニュース速報


私が、驚いたのは、横綱の表情です。

表情は心を表しています。

この表情は1回目の取り組みです。

1回目




そして、2回目がこの表情。

2回目


おそらく、その視線は対戦相手の稀勢の里を通り越し、その奥の何かを見ています。


それは、何か?

私には想像もつきません。


しかし、横綱白鵬関は、以前、私に次のように話してくれました。
それは、2010年10月12日の稽古後、横綱の部屋で双葉山さんのDVDを一緒に見ながら、話してくれました。

「この顔を見て下さい。どう思いますか?」

双葉山さん


白鵬関は‥‥
「普通の顔していますよね、これから勝負する人の顔には見えませんよね。勝とうとすると表情が固くなるけれども、固くないね」と言いました。

この写真の双葉山さんの境地が木鶏だと思います。


それはおそらく横綱が話す「勝たない相撲」なのだと思います。


「優勝回数で大鵬さんに恩返しをして」‥‥

「心で双葉山さんに恩返しをした」‥‥

と思います。


あと二日、悔いの残さないように!


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